イ・ジョンボム監督がチャン・ドンゴンをキャスティングした理由に言及した。

20日午後、ソウル広津(クァンジン)区紫陽洞(チャヤンドン)の建国(コングク)大学セチョンニョンホールで開催された映画「泣く男」(監督：イ・ジョンボム、制作：ダイナスフィルム)のショーケースにはイ・ジョンボム監督を始め、俳優チャン・ドンゴン、キム・ミニ、キム・ヒウォンが出席し、会場を盛り上げた。

同日、イ・ジョンボム監督は「ゴン(チャン・ドンゴンの役名)役は若い感じよりは何かを知っているベテランが必要だった。線が太くてカッコいいのが重要ではなく、内面演技を任せることができるのがチャン・ドンゴンさんだった」と話を始めた。

また「キム・ミニさんは『火車』を見てその成長した演技力に驚いた」とし「キム・ヒウォンさんは『アジョシ』以降、親しい友人でもあった」と伝えた。

特にイ・ジョンボム監督はチャン・ドンゴンについて「チャン・ドンゴンさんの演技力は言うまでもない。現場で演技力を披露しただけでなく、スタッフにも配慮してくれた」とし「アクションも多く、危険だったが、親しい兄さんのようにスタッフに配慮した。だからチャン・ドンゴンさんは人気を維持し続けているんだと実感した」と伝え、ファンの歓声を受けた。

「泣く男」はたった1回のミスですべてを諦めて生きていた殺し屋のゴン(チャン・ドンゴン)が、組織の最後の命令としてターゲットであるモギョン(キム・ミニ)に出会い、任務と罪悪感の間で葛藤しながら繰り広げられるアクションドラマだ。映画「アジョシ」(2010)で620万人の観客を動員したイ・ジョンボム監督の4年ぶりの演出復帰作だ。韓国で6月4日に公開される。