新月火ドラマのキーワードは“男たちが帰ってきた”…JYJ ジェジュン&カン・ジファン&イ・ジョンソクらが本日激突!
OSEN |
写真=SBS、MBC、KBS
先週のKBS 2TV「ビッグマン」に続き、2本の新月火ドラマがスタートを控えている。SBS「ドクター異邦人」とMBC「トライアングル」がその主人公である。先に始まった「ビッグマン」をはじめ、「ドクター異邦人」と「トライアングル」など新月火ドラマの共通点は、男たちの物語だということだ。先日放送されたSBS「神様がくれた14日間」、MBC「奇皇后」などが強力なヒロインを前面に押し出した作品だったとしたら、その後番組は濃密な男たちの物語を盛り込んでおり、視線を引いている。本日(5日)揃ってスタートする2本のドラマは、SBS「ドクター異邦人」とMBC「トライアングル」である。まず「トライアングル」は、全51話の放送期間中ずっと1位を守りぬいた「奇皇后」の後光が大きいものと予想される。「奇皇后」はこれまで20%後半台の視聴率を維持してきた。「トライアングル」が初放送で「奇皇后」を観ていた視聴者の半分だけを掴めるとしても、月火ドラマで勝利する可能性が高くなる。
「トライアングル」は子供の頃、不幸な事件を経験し離れ離れになった三兄弟が再会しながら繰り広げられるストーリーを描く作品である。演技力と大衆性を兼ね備えた俳優たちの大挙出演で視線を引く。“信じて見ることのできる俳優”イ・ボムス、オ・ヨンスから、演技者として定着しつつあるJYJのジェジュン、最近映画「弁護人」での演技で注目され、新鋭となったZE:Aのシワン、「奇皇后」で悪役を務めたペク・ジニまで、彼らのハーモニーを期待する視聴者が少なくない。
「トライアングル」と同日に出撃する「ドクター異邦人」は、ドラマ「君の声が聞こえる」、映画「観相師」「血湧く青春」などで俳優の位置を固めたイ・ジョンソクのドラマ復帰作だ。イ・ジョンソクは同ドラマで、脱北した北朝鮮出身のエリート医師を演じ、視聴率をけん引する予定だ。それだけでなく、「星から来たあなた」で人気を集めたパク・ヘジンにチン・セヨン、カン・ソラなど若い俳優たちの出演は、「ドクター異邦人」をさらにトレンディな作品に仕上げる可能性が高い。
二つのドラマの共通点は、男性主人公たちの活躍とドラマにポイントがあることだ。三兄弟の物語を描く「トライアングル」は、アンガーコントロール障害のある刑事の長男イ・ボムス、田舎のチンピラの次男ジェジュン、裕福な家庭の養子となりエリートコースだけ辿ってきた三男のシワンなど、3人の男性の特別なキャラクターと化学作用が重要な作品となる。「ドクター異邦人」もやはり、北朝鮮のエリートが韓国入りし、異邦人として暮らす内容を描く作品であるだけに、男性主人公イ・ジョンソクのキャラクターと演技が劇の中心となる予定だ。
これは、先に始まったKBS 2TV「ビッグマン」(脚本:チェ・ジンウォン、演出:チ・ヨンス)の場合と変わらない。どん底の三流チンピラキム・ジヒョクが、ある日突然屈指の大手企業ヒョンソングループの長男カン・ジヒョクになり繰り広げられる事件・事故を描く作品である「ビッグマン」では、主人公カン・ジファンの炎のようなキャラクターと、それにより起こるドタバタ騒ぎが劇の中心となっている。
まず、新月火ドラマの中で唯一先週先にスタートを切った「ビッグマン」は、4人の主演俳優たちのそれぞれのキャラクターの好演とスピーディーな展開などが集中度の面で評価された。前作「太陽はいっぱい」の悪夢を忘れさせるほど面白い作品だという評価である。視聴率は、初放送が6.0%、第2話が4.8%だったため、とりあえずは2%台の視聴率を記録した前作は超えている。残るは、本格的に始まる月火ドラマでの“男の戦争”で生き残ることだ。
女性たちの活躍が過ぎ去り、帰ってきた男の世界で勝つ作品は果たしてどれになるのだろうか。今後が注目される。
記者 : チョン・ユジン