「2時脱出Cultwo Show」番組構成を大幅に変更“音楽の力で悲しみを癒したい”

OSEN |

聴取率1位をキープしているSBSラジオ「2時脱出Cultwo Show」(以下「Cultwo Show」)が落ち着いた声で旅客船セウォル号沈没事故の被害者を哀悼し、行方不明者が無事帰還することを祈った。スタジオにリスナーを招待し、賑やかな雰囲気で午後2時のだるさを吹き飛ばしてくれた「Cultwo Show」は、しばらくの間番組構成を変更し、力が出る音楽を通して精神的に苦しい状態の韓国を応援する。

史上最悪の人災として記録される旅客船セウォル号沈没事故が発生した後、「Cultwo Show」は「私の人生で忘れられない一行」「コントの帝王」「真品名品」などのコーナーの放送をストップしている。また、毎日放送していたコーナー「話とリクエスト曲」「皆さんの話をお聞きします」「緊急事態119」なども放送をストップしている状態だ。その代わりに第1部から第4部まで20曲余りの歌だけを番組のプログラムいっぱいに流している。

これは、クイズやリスナーからのメールと共に10曲前後の曲が流れていた従来の番組構成とは完全に異なるものだ。また、明るい曲と最新の曲で構成されていた選曲もセウォル号沈没事故のことで憂鬱で不安を感じるリスナーに力になるような曲に変更し、慰めの気持ちを伝える。

「Cultwo Show」はセウォル号沈没事故の深刻さが本格的に明らかになった17日からイ・スンファンの「三つのお願い」、インスニ「ガチョウの夢」、キム・ゴンモ「家族」、Journey(ジャーニー)「Open Arms」、Josh Groban(ジョシュ・グローバン)「ザ・プレイヤー」、キム・ドンリュル「Replay」、Eric Clapton(エリック・クラプトン)「Tears In Heaven」などを流している。これらは事故で行方不明になった人々の無事帰還を願う「Cultwo Show」制作陣とリスナーの気持ちを代弁した曲で、Cultwoは「奇跡が起きることを信じている」という言葉で悲しい気持ちを伝えてた。

また、Cultwoは事故の後、全州(チョンジュ)で行う予定だった「2014 Cultwo Show ファイヤー」を暫定的に延期し、「全国民が悲しみに沈んでいる中、楽しく公演を行うことはできないと判断し、このような決定を下した」と悲痛な心境を伝えた。

セウォル号沈没事故が発生してから9日目になった現在、地上波3局はバラエティ番組の放送を休止しており、ドラマは従来通り放送する方針であるが、報道の状況によっては編成が変わる可能性もあるという立場を伝えている。

記者 : クォン・ジヨン