「ずる賢いバツイチの恋」イ・ミンジョン、驚きの成長!…“女神”を捨てコミカル演技を披露

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写真=MBC「ずる賢いバツイチの恋」スクリーンショット
俳優たちの成長はいつも喜ばしい。特に従来のイメージを捨て、新しい試みを見せたとき、その喜びは倍になる。その変化がぴったりの服を着たように心地よければ、さらに完璧だ。

女優のイ・ミンジョンが新たな変化で楽しさを届けている。なぜ今頃コミカルを選択したのか残念に思われるほど、ぴったりなキャラクターを見つけたようである。

韓国で6日に放送されたMBC水木ドラマ「ずる賢いバツイチの恋」(脚本:イ・ハナ、演出:コ・ドンソン)第4話では、元夫のチャ・ジョンウ(チュ・サンウク)を再び誘惑するために彼の会社に入社したナ・エラ(イ・ミンジョン)の奮闘記が描かれた。

しかし、毎回危機に立たされるのはエラだった。エラは会社から濡れ衣を着せられ、追い出される危機にさらされた。これ以前に、彼女は身分を偽装したある男からIDカードを盗まれていた。身元不明のこの男はこっそり会社に侵入し、顧客情報を流出させた後、録画された記録を削除する緻密さを見せた。

よりによってエラは社員たちとの飲み会に参加した後、酔っぱらった状態で再び会社を訪れ、この姿がそのまま映像として残っていたため危機的立場におかれた。エラは何も覚えていない状態だったので、アリバイを証明する方法がなかった。

実はエラが会社に戻ったのはジョンウへの復讐心を抑えることが出来ず、彼の車に落書きをしようとしたためだった。エラはハッカーが情報を流出した時間、車に落書きをしていた。ジョンウは車のブラックボックスに録画された映像を見せ、エラの汚名を晴らした。
イ・ミンジョンは酔っ払った姿から、車に落書きをしながら大きな声で歌う姿まで、エラの壊れた姿を完璧に演じ、視線を引きつけた。元夫の車に悪口と思われる落書きを残し、誰が見ても悪口だと思われるにもかかわらず、「個性満点代表と書こうとした」と白々しい嘘をつくエラの姿は笑いを与えた。

イ・ミンジョンはチュ・サンウクと共に毎回様々なパロディーを披露し、ドラマのコミカルな面を完璧に担っている。目の下にほくろを書いて「妻の誘惑」を真似したり、すぐに倒れる悲恋のヒロインになったりもする。この日の放送では頭からつま先までブラックのレザーで覆われた美女泥棒に変身し、視線を引きつけた。

パロディーや想像シーンなどで様々なことを試み、多様な魅力をアピールしているのだ。イ・ミンジョンは一瞬にして誰もが憧れる女性から、軽視される離婚女に変身した。平凡な専業主婦からあらゆるアルバイトをマスターした気の強い女性まで、短い時間で最も多くの変化を試みたキャラクターだ。都会的なイメージが強かったイ・ミンジョンは従来のイメージを完璧に捨てることに成功した。レッテルのように貼られていた“女神”というタイトルが失礼なほど、完璧なコミカル演技を披露している。

チュ・サンウクとの共演も一役買っている。同床異夢、お互いの本当の目的を隠し、会えばケンカする二人の姿は、それ自体で相性抜群だ。甘いラブシーンがほとんど登場していないが、ケンカのシーンでも相性の良さが感じられる。

イ・ミンジョンは今回の作品で、水を得た魚のように演技を楽しんでいる。壊れることを恐れず、ドラマをリードし、視聴率を引っ張る役割を果たしている。チュ・サンウクも完璧な演技をしているのは同じだ。変化を試みた二人の熱演のおかげでドラマが輝きを放っている。

記者 : キム・ジヒョン