Vol.2 ― 放送終了「星から来たあなた」忘れらない大きな存在感の脇役5人

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写真=SBS「星から来たあなた」スクリーンショット
SBS水木ドラマ「星から来たあなた」(脚本:パク・ジウン、演出:チャン・テユ)が今月27日に放送終了した。“トップスター”チョン・ソンイ(チョン・ジヒョン)と“宇宙人”ト・ミンジュン(キム・スヒョン)が一緒に過ごすことでハッピーエンドを迎えた。

キム・スヒョン、チョン・ジヒョン、パク・ヘジンなどを中心に物語が展開されてきた「星から来たあなた」。しかし、彼らに負けないほど助演たちの活躍も凄かった。「星から来たあなた」をさらに興味津々にさせたキャラクターは誰だろうか。

ナ・ヨンヒ ― チョン・ソンイの“身の程知らずな母”

ナ・ヨンヒはドラマでチョン・ソンイ(チョン・ジヒョン)とチョン・ユンジェ(アン・ジェヒョン)の母ヤン・ミヨン役を熱演した。前半、ヤン・ミヨンは意気揚々としていた。トップスターの娘チョン・ソンイに頼って、図々しい“身の程知らすの母”の一面を余すところなく発揮した。それでもチョン・ソンイのことを愛する気持ちは誰よりも大きかった。

何よりもナ・ヨンヒは、なかなか見られない母のキャラクターを完成させ、身の程知らずとは何かを見せてくれた。しかし、憎めなかった。時には涙を、時には笑いを届け、ドラマになくてはならないキャラクターになったためだ。ナ・ヨンヒのスタイルは独歩的で、イ・イルファ、キム・チャンワンなどとの神経戦は面白さを倍増させた。

シン・ソンロク ― 恐怖、そのもの

「星から来たあなた」が放送されてから、キム・スヒョン、チョン・ジヒョン、パク・ヘジンほど多く言及された人物がシン・ソンロクだ。シン・ソンロクはソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)のイ・ジェギョン役で登場し、ドラマに緊張感を吹き込んだ。回を重ねるごとにひどくなった二つの顔とミステリーな雰囲気は視聴者を鷲づかみにし、主要キャラクターとなった。

特にシン・ソンロクはイ・ジェギョンの服を着たように違和感のない演技を披露し、ドラマの集中度を高めた。シン・ソンロクの眼差しと表情、そして低い声がイ・ジェギョンを表現するのにぴったりだったためだ。また、シン・ソンロクが見せてくれた絶頂の演技とともにソシオパスも話題を集めた。

ホン・ジンギョン ― 七色の魅力

ホン・ジンギョンはチョン・ソンイの親友であり、漫画喫茶のオーナーホン社長役に扮した。ホン社長は無心そうで感情に率直な、宇宙人よりも宇宙人らしいキャラクターだった。チョン・ソンイの悩みにストレートにアドバイスするも、ト・ミンジュン(キム・スヒョン)、イ・フィギョン(パク・ヘジン)、チョン・ユンジェ(アン・ジェヒョン)に一目ぼれしてしまう意外な行動で凄まじい存在感を示した。

ホン・ジンギョンの表情演技も一品だった。漫画喫茶に入り浸りの無職チョルス(チョ・セホ)とヒョク(ナム・チャンヒ)を情けなさそうに見つめていた顔から、チョン・ソンイの記事に怒り、コメントをつけるとき、そしてト・ミンジュンに一目ぼれして流した涙まで、それこそ七色の魅力を発散した。

チョ・セホ&ナム・チャンヒ ― ファンタスティックなコンビプレー

チョ・セホとナム・チャンヒは、「星から来たあなた」を通して抜群のコンビプレーを見せてくれた。二人はドラマでホン社長の漫画喫茶の常連で、無職のチョルスとヒョクでそれぞれ登場し、雰囲気を盛り上げた。いつも同じ衣装と虚しい会話は笑いのポイントとしての役割をしっかり務めた。

チョ・セホとナム・チャンヒの役割は確かに大きくなかった。しかし、二人は「星から来たあなた」でなくてはならないキャラクターだった。細かい面白さのある台詞の味を生かし、面白さを倍増させた。それだけでなく、短いけれど愉快な演技でドラマに活力を吹き込んだ。JTBC「魔女狩り」のパロディーシーンでも二人は多いに活躍した。

ナ・ヨンヒ、シン・ソンロク、ホン・ジンギョン、チョ・セホ、ナム・チャンヒの他にも「星から来たあなた」を引っ張ったキャラクターは多い。キム・チャンワンはト・ミンジュンの助力者の役割を果たし、頼れるキャラクターを完成させた。オ・サンジンも正義正しい検事ユ・ソク役を演じ、興味を高めた。

「星から来たあなた」が大ヒットドラマになることができたのは、キャラクターの力だけではなかった。俳優たちの熱演とパク・ジユン脚本家のウィットのある筆力、そしてチャン・テユプロデューサーのスタイリッシュな演出力が一つになったため可能だった。

また、「星から来たあなた」の後番組として「スリーデイズ~愛と正義~」(脚本:キム・ウニ、演出:シン・ギョンス)が韓国で3月5日から放送される。

記者 : パク・グィイム