ムン・ボリョン「『天使の罠』これから私の反撃が始まります」

OSEN |

視聴率20%台突破を目前にしたKBS 2TV毎日ドラマ「天使の罠」。前作「ルビーの指輪」に続き、痛快な復讐劇を披露して視聴者から愛されている。

特に、“悪の枢軸”テジョン(パク・ジョンチョル)と聖女の衣を脱ぎ捨て復讐にとりかかったソンユ(ユン・ソイ)の間でうろたえるジヒ役のムン・ボリョン(31)は、次第にソンユの言葉に耳を貸しテジョンを疑い始めており、彼女が見せるまた違った姿を期待させている。

「ジヒのキャラクターはこれからがスタートです。私はこれから悪くなりそうです。既に悪の枢軸もいますし、ソンユが復讐しているので私まで悪行を加えたらあまりにも全員が悪い人になるのではないか、心配にもなりますけどね」

ムン・ボリョンは、ソ・ジヒに大きな変化が起こると耳打ちした。ドラマに葛藤を誘発しているが、だからといって痛快な復讐を担う悪役ではなかったムン・ボリョンは、これからソンユ役のユン・ソイと本格的に対決を行い、頭角を現すことが見込まれる。ムン・ボリョンはジヒがテジョンに騙され結婚し被害者になる過程、また兄のジソク(クォン・ユル)を守るためにソンユと真っ向から対立する過程でこれまでとは正反対の姿で登場するとしており、期待を高めている。

「私が見ても、これまでのジヒは本当に甘いです。騙されて、また誤解を解いて、その上ですまないって、また騙されますから。ある面、バカみたいです。でも、彼女が純粋で性格が良いからです。ジヒは良家に生まれて人生の逆境はなかったでしょうね。ほとんど初めてこのような事件に巻き込まれたので、何も知らなかったのです。これからは次第に成熟すると思います」

「ソンユは、なまじ毒づいたキャラクターではありません。修女を辞めて復讐しますが、本当に怖いキャラクターです。ユン・ソイさん本人も辛がっています。怒る演技をするので、演技が終わってからも余韻が残るのです。これから、絡みあった人物関係と嘘をついてそれがバレて、そういうことが繰り返されながら女性同士の暗闘も登場します。ソンユもこれからは、ジソクをおおっぴらに利用し始めると思います。テジョンの悪行について全てを知ったジヒは、ソンユと協攻することもできると思います」

前作の「ドラマスペシャル」で縁があった監督に推薦され、今回の「天使の罠」で主演を演じることができたと明かしたムン・ボリョン。彼女は「このような機会がある度にぐっと来ます。私のことを記憶して思い出してくださった自体が重要じゃないですか。でも、推薦で入ったらもっとプレッシャーを感じました。うまくやらなければという圧迫感、期待を裏切ってはいけないという負担がものすごかったです」と自身に訪れた機会に明るく笑った。

「この作品を通じて『あんな女優がいたんだ』と気づいていただきたいです。ムン・ボリョンという人間がわかるように、また『あの人は次は何をやるだろう』と気になるように、もっと頑張ります」

記者 : クォン・ジヨン、写真 : クァク・ヨンンレ