キム・ヨナ「採点議論、私より周囲の方々が悔しがっている」エキシビション後に語る

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写真=SBS中継画面
キム・ヨナがエキシビション後に行われたインタビューで、採点をめぐる議論についての心境を明かした。

ソチ冬季五輪フィギュアスケート女子シングル銀メダリストのキム・ヨナは、23日(日本時間)ロシア・ソチのアイスバーグ・スケーティング・パレスで開かれたフィギュアスケートのエキシビションでアヴリル・ラヴィーンの「Imagine」に乗せて演技を披露し、現役最後のステージを飾った。

エキシビションが終わった後、キム・ヨナは採点をめぐる議論について「私は悔しいとは思っていない」とし、「何度も申し上げてきたように、今回の採点について、終わってから振り返ったことはない。私よりも周囲の方々が悔しがっているようだ」と話した。

続いてキム・ヨナは「結果がどうであれ、競技が無事に終わったことに満足しており、抗議したからといって結果が変わるようではない」とし、「悔しいとか、悲しい気持ちはなく、素晴らしい気持ちを保ちたい」と線を引いた。

また、フリーを終えた後に涙を流したことも、採点とは無関係だと明かした。キム・ヨナは「雰囲気が点数や結果に偏っているので、私の涙の理由をそれだと考える人が多いが、本当にその涙の意味に悔しさは悲しさはない」とし、「信じていただいてかまわない」と伝えた。

キム・ヨナは涙の意味について「金メダルを取ってもそのように号泣したはず」とし、「これまでがあまりにも大変だったので、心に溜まっていたものが一気に爆発して出てきた涙だった」と強調した。

結果にはこだわらないと、毅然とした姿勢を見せたキム・ヨナは、「私が“大丈夫なふり”をしていると思われているようだが、本当に終わったということに満足している」とし、「大会前にも話したように、金メダルに執着するつもりはなく、最後の大会を無事に終えたことに満足している」と周囲をなだめた。

キム・ヨナのエキシビションインタビューを見た韓国のネットユーザーは「キム・ヨナのおかげで幸せでした」「本当に大きな人だ」「金メダルよりずっと価値のある銀メダル」「ずっと不当な採点を受けてきたから、なんとも思わないんだろう」「採点議論、ただで済ませるには問題が大きいと思う」などの反応を示した。

記者 : キム・ミンジ