Vol.2 - 「EXO's SHOWTIME」放送終了…名場面ベスト5を選定!

10asia |

アイドルグループEXOのリアルバラエティ番組MBC every1「EXO's SHOWTIME」が幕を下ろした。最高の人気を博しているアイドルグループという最高の修飾語を持つEXOの初の冠番組だった。

EXOは「EXO's SHOWTIME」でそれぞれの魅力を発揮し、多くのファンを楽しませた。EXOは「EXO's SHOWTIME」を通じてホルモンを食べ、火鍋も食べた。それだけではなく練習室を公開したりカラオケで歌う姿を披露するなど、ステージで“うなっていた”カリスマ性溢れる姿とは全く違う、紛れもない20代の少年の姿を見せてくれた。

そして放送12回の中でEXOのメンバーたちは、ファンの質問に丁寧に応じるために様々な体験や活動をした。その中での名場面ベスト5を選定した。


1.伝説の“ウンヤウンヤ”

「EXO's SHOWTIME」の第1回で、クリスは愛のウィンクを見せてほしいというお願いにウィンクを披露した。クリスはEXO-Mのリーダーとして、今まで彫刻のような顔立ちでカリスマ性ある姿と“チャドナム”(冷たい都会の男)のキャラクターを築いてきた。しかし、クリスが言った「あの……」という一言ですべてが変わった。クリスは魅力的な眼差しでウィンクをしながら「あの……??(こっちに来てくれると解釈できる)」と話したが、韓国語がまだたどたどしくて、声が低かったので、発音をはっきりと聞きとることができなかった。クリスは最後までカリスマ性にこだわっていたが、みんなの爆笑を誘った。カリスマクリスはシウミンがウィンクする時も「ミンソク(シウミンの本名)僕、そっちに行っていい?」と言って挽回しようとしたが、シウミンは「ダメだ。僕は『あの……』と喉を鳴らすような声が嫌だ」と断った。

その後もクリスが話す時“ウンヤウンヤ”(発音が正確でなくボソボソ話しているという意味)という字幕が流れた。そして“ウンヤウンヤ”はあるポータルサイトの辞典に掲載され、「EXO's SHOWTIME」の流行語の1つとなった。


2.タオの“恐怖の家”体験記

「EXO's SHOWTIME」第10回でEXOのメンバーたちは、肝試し大会で“恐怖の家”を訪れた。タオは“恐怖の家”に入る前から怖がっていた。2人組で“恐怖の家”に入るゲームを行ったが、タオは残念ながらチャンスを失ってしまった。しかし、優しいお兄さんチェンが譲って、タオはセフンと一緒に行くことになった。

タオはベクヒョンに「僕……叫ばないから後で焼肉おごって」と愛嬌溢れる姿を見せながら恐怖に立ち向かった。タオの結果はどうだっただろうか? 入った途端大きな悲鳴をあげ続けた。入ってから脱出するまでタオはただ「ぎゃああああ!!」と叫んでいた。結局タオは赤いマフラーを巻いて鼻をすすりながら恐怖心と戦った。いつもタオは武道歴13年を誇る武術有段者として、テレビで強烈なアクションを披露してきたが、幽霊の前では果てしなく可愛い少年だった。


3.ボーカルがラップをする「フンフンフン~」

EXOの“ボーカル”といえば、ベクヒョン、ディオ、チェン、ルハン、スホが挙げられる。「EXO's SHOWTIME」第9回でEXOの“ボーカル”メンバーたちは練習室に集まり、のどを調整するために練習した。彼らは練習生の時を振り返りながら真面目な姿を見せたが、それもつかの間、やんちゃなEXOに戻りバトルを繰り広げた。高音、低音など多様なバトルを繰り広げたが傑作だったのは断然ラップだった。彼らは「Growl」の中のラップをそれぞれの方法で表現した。それぞれのメンバーはリズムに乗ってラップを披露したが、可愛らしさと笑いを与えるだけだった。スホはラップの歌詞を忘れて戸惑い、恥ずかしくて途中で諦めてしまった。ディオは自分を真似するメンバーたちにかっとなりながら対決に挑んだが、可愛いだけに過ぎなかった。

勝者は自称“ラップビョン”(ラップ+ベクヒョンの姓)ベクヒョンだった。ベクヒョンはキャップを重ねて被ってその場で立ち上がり素晴らしいパフォーマンスを披露した。この日の結論はボーカルは常にかっこいいが、その中でも歌う時が一番かっこいいということであった。


4.ベクヒョンとディオの「ベランダトークショー」

EXOは2013年にやってみたかったことの1つである海に出かけた。「EXO's SHOWTIME」第6回でメンバーたちはお腹が空いた状態で買い出し組と宿泊所で料理を準備する組に分かれた。部屋に残されて退屈していたベクヒョンとディオは「ベランダトークショー」を準備した。メインMCのベクヒョンは、「応答せよ1997」を連想させるH.O.T.のバンダナとサングラスで思う存分ファンションセンスを披露した。「ベランダトークショー」の最初のゲストはチェン、彼は攻撃的な進行に気を失った。2人目のゲストは昼寝から起きたばかりのタオだった。タオはぼんやりした姿で「ベランダトークショー」に臨んだ。タオは「僕は今日、食べて遊んで寝た」と正直でストレートなトークを披露し、MCのベクヒョンに叱れて退場した。何よりも厳しいトークショーにみんなは怯えていたが、クリスだけは自分からトークショーに参加した。EXOの“チャドナム”クリスは目が腫れているからとサングラスをかけて出演した。彼は「自分は身長が高いので、前世はスーパーマンだった」ととんでもないことを言い出し、MCのベクヒョンを思いのままにした。

「ベランダトークショー」は短かったが、EXOの率直で強烈な姿を垣間見ることのできる機会だった。それだけではなく、ベクヒョンは“独特のタレント性”を発揮した。


5.グローバル化に失敗した“コンコンチルパン”

「EXO's SHOWTIME」第9回でEXOは練習室を公開した。EXOのメンバーたちは練習室に座り、お腹が空いたので何かを注文して食べようとしていた。それぞれが食べたい12種類の夜食の中で悩んだ末にメンバーたちはフライドチキンを注文することにした(12人でフライドチキン2人前を注文したという悲しい事情が隠されていた)。EXOのメンバーたちは「何分間、何も話さずに黙っていられるのか」という質問を受けた。そしてEXOのメンバーたちは“何も話さずに我慢する大会”に突入した。

しかし、じっとしていられないメンバーたちは時間が経つにつれ、寝ようとする人もおり、長く続けることができなかった。結局メンバーたちは“沈黙のゴンゴンチルパン(韓国で若者が飲み会などでするゲーム)”をすることにした。

中国人メンバーたちは“ゴンゴンチルパン”のルールを知らなかったので当惑していたが、韓国人メンバーたちは「ゲームは殴られて学ぶものだ」というルールを取り入れた。中国人メンバーのクリスとタオはゲームのルールを理解していないまま、罰ゲームである“インディアンバップ”(背中を叩く罰ゲーム)がしっかりと遂行された。時間が経つにつれ、クリスがゲームを理解したかのように自信ありげにゲームに臨んだが……結果は“インディアンバップ”だった。EXOの姿はまるで少年たちが遊んでいる姿で、殺伐とした遊び心が溢れていた。結局怒り出したクリスは「全然理解できない」と沈黙を破ってしまった。クリスは「あともう一回!!!」と怒った。恐らく今でも中国人メンバーたちは“ゴンゴンチルパン”のルールを理解できていないだろう。

名場面を5つ選ぶことが簡単ではなかったほど、「EXO's SHOWTIME」には愉快な名場面が多かった。EXOの初のリアルバラエティ番組だった「EXO's SHOWTIME」に続き、他のバラエティ番組でも彼らだけの“ビーグル(ビーグル犬のようにいたずら好きの意味)の魅力”を思う存分発揮してほしい。

記者 : チェ・ジンシル、写真 : MBC every1「EXO's SHOWTIME」、翻訳 : チェ・ユンジョン