EXOのチャンヨル、甘いルックスから男らしい低い声まで…“溢れる魅力”

OSEN |

昨年、デビュー2年で4つの歌謡大賞のトロフィーを手にし、熱い人気を証明した12人組ボーイズグループEXO。EXOは、デビューして間もなく音楽界を掌握するほど幅広いファンダム(特定のファンの集い)を形成しているが、特に、大人数のグループなだけにメンバーごとに様々な魅力を持ち合わせていており、ファンたちをときめかせる。

EXOは2012年1月30日、EXO-MとEXO-Kとしてデビューした。12人の戦士たちが2つのチームに別れ、プロローグシングル「What Is Love」と「History」、そしてミニアルバムを発売した。続いて昨年の6月には、全員揃った完全体となって1stフルアルバム「XOXO(Kiss & Hug)」をリリースし、まさに大ブレークした。フルアルバムとリパッケージアルバムが、2001年のキム・ゴンモの7thアルバムとgodの4thアルバムに続き、12年ぶりにアルバム販売量100万枚を突破する快挙を達成したのだ。その上、続いて12月に発売された冬のスペシャルアルバム「12月の奇跡(Miracles in December)」も、43万枚以上の販売を記録し、名実ともに最高のアルバム王の力を見せつけた。「Wolf」「Growl」「12月の奇跡」で3連続ヒットを飛ばし、音楽番組での1位はもちろん、歌謡大賞を4つも受賞したのだ。

EXOは、元祖アイドルグループH.O.T.が連想されるような多くのファンダムを形成している。デビュー当時はバラエティ番組への出演が少なかったため神秘主義グループとも呼ばれたが、今やケーブルチャンネルMBC every1のリアリティ番組「EXO's SHOWTIME」で、ステージ上の姿とはまた違うEXOならではの魅力を見せている。おかげで、10代から20代、30代までEXOに夢中になり、お姉さんファンがさらに増えているということだ。

その中でもチャンヨルは、SBSバラエティ番組「ジャングルの法則」に出演し、多彩な魅力を披露した。長身でイケメンなルックスに、男らしさが漂う声を持つメンバーだ。ファンの間では、明るくて前向きな性格のため“ビーグル”とも呼ばれる。

チャンヨルは、2008年路上でスカウトされSMエンターテインメントのオーディションを受けた。スラリとした長身に優れた実力を持つ彼は、一度でオーディションに合格し、4年の練習生期間を経てEXOとしてデビューすることになった。


EXO“ビーグルライン“の中心、超前向きないたずらっ子

EXOには、ビーグルライン(ビーグルのようにいたずら好きとの意、メンバーはチャンヨル、ベクヒョン、チェン)が存在する。ビーグルはうるさくいたずら好きな犬なので、悪魔犬とも呼ばれるが、EXOのビーグルラインには活発で前向きなメンバーたちが集まっている。その中でもチャンヨルは、スタッフにもよくいたずらをし、また親切なことで有名だ。特に、「ジャングルの法則」では、最年少メンバーとしてお兄さん、お姉さんたちに細やかな気遣いを見せた。それだけでなく、“執念のヤム芋掘り”でその忍耐強さも証明した。

しばしば公開される音楽番組のビハインド映像で、いたずらっ子のチャンヨルの姿を見ることができる。最近もケーブルチャンネルMnet「M COUNTDOWN」のステージ未公開映像が公開されたが、チャンヨルが、久しぶりに完全体となったEXOメンバーたちと「Christmas day」のステージを披露する途中で、振り付けのポイントとなるサスペンダーでいたずらしている姿が映っていた。ステージ上でのカリスマ性溢れる姿とは違って、ステージを走り回りメンバーたちにいたずらしながら明るく笑うチャンヨルの姿は、多くのお姉さんファンの心をくすぐる。

所属事務所のSMエンターテインメントの関係者はチャンヨルについて「実際に性格が活発で、いたずら好きだし明るい性格なので、スタッフとも親しくなりやすい。気さくだし、自分から近づく方だ。『ジャングルの法則』への出演をオファーされた時も、新しい経験なので意味がありそうだと非常に喜んでいた。視聴者たちも、チャンヨルの気さくで明るい性格を好いてくれていると思う」と話している。

EXOの低音担当?イメージと正反対の低い声

チャンヨルのもう一つの魅力は、少年のようなイケメンの外見とは反対に、“男の中の男”の魅力が感じられる、低い声だ。ファンの間では、チャンヨルはEXOの低音担当と言われている。ニックネームが、“ギャップのある声”だそうだ。

185cmの長身に小さな顔、大きな瞳に線の細い目鼻立ち。チャンヨルは、まるで少女漫画から抜けだしたような、“マンチンナム(漫画を破って出てきたような男)”の典型とも言える。子どものような純粋さでいっぱいの大きな瞳で明るく笑っている姿を見たら、自然とテレビの前に足が向かうと知人たちが話した。しかし、そのような彼に潜んでいる、洞窟のような魅力の低い声は、さらに多くの女性たちの心を揺さぶっている。

チャンヨルは、その男らしい声で低音域のラップを歌う。“男の中の男”の魅力が溢れるチャンヨルの声に惚れたファンたちは、彼の声だけ集めた音声ファイルを作ったりもしている。ここで、少年と“男の中の男”の魅力を併せ持ったチャンヨルの声が気になるなら、ポータルサイトで“チャンヨル 声”と一度検索して、その魅力に浸ってみるのも悪くないだろう。


ギターからドラムまで万能な演奏家&EXOの“ユニークなダンサー”

チャンヨルと切り離そうにも切り離せないもうひとつのものは、ギター演奏だ。すでに「ジャングルの法則」と「EXO'S SHOWTIME」などで披露したように、チャンヨルはハイレベルなギタリストだ。「ジャングルの法則」では、先輩歌手のオ・ジョンヒョクとライブをする姿が公開され、関心を集めた。モデルも顔負けのルックスに濡れた瞳の持ち主チャンヨルが、ギターまで手にすると、ハマらずにはいられないだろう。

チャンヨルは、ギターだけでなく、ドラム、ベース、ジャンベなど色んな楽器の演奏が得意だ。所属事務所の関係者によると、チャンヨルは特に楽器に関心が高く、好きだそうだ。楽器の演奏そのものが好きだということだ。特にギターで即興で番組ソングを作る程だという。多くの女性ファンからチャンヨルにギターを教えて欲しいという希望が殺到しているそうだ。

色んな才能を持っているだけに、チャンヨルは多くのあだ名も持っている。その中でもEXOメンバーの中で最もユニークに踊れるという意味でつけられた“ダンス神ダンス王”というあだ名は、チャンヨルのタレント性をうまく表しているあだ名だ。“ダンス神ダンス王”というあだ名が知られたため、これからチャンヨルのダンスにさらに注目が集まりそうである。それだけでなく、K.willの「野暮ったく、なぜ(You Don't Know Love)」のミュージックビデオでは、涙演技まで披露しながら音楽以外の多くの可能性を見せた。スホのように、近いうちに本格的な演技デビューとなることを期待しよう。

この他にもチャンヨルは、疲れたEXOメンバーたちにエネルギーを与えるということで“ハッピーウイルス”というあだ名も持っている。チャンヨルが最も好きなあだ名でもある。もう一つの面白いあだ名は、“歯たくさん”と“パク・ドビー”。明るく笑うとき歯がたくさん見えるので、“歯たくさん”というあだ名を、耳が大きいので“パク・ドビー”というあだ名がつけられたそうだ。チャンヨルの色んな魅力の分だけ、あだ名も個性豊かである。

チャンヨルの魅力を一つ一つ説明していたら、少し長すぎる文章になってしまった。だが、チャンヨルの魅力は、文章ではすべて表しきれないほど無限だ。特に、低い声と明るいいたずらっぽい笑顔は、ぜひ映像でご覧になることをおすすめする。剥いても剥いても魅力が次々と出てくる玉ねぎのようなチャンヨルの魅力、その果てはどこだろうか。一緒にハマってみるのはいかがだろう。

記者 : ソン・ミギョン、写真 : SM、SBS放送画面キャプチャー