JYJ ユチョン vs BIGBANGのT.O.P、スクリーンに出撃…共通点はキム・ユンソク

OSEN |

今年の韓国映画界の特徴の一つは、もうこれ以上“ドル”とつけるのが申し訳ないほど、演技ドル(演技をするアイドル)たちが活躍したことだ。JYJ ユチョンとBIGBANGのT.O.Pは、現在忠武路(チュンムロ:韓国の映画界の代名詞)で20代を代表する俳優たちの中心にいる若手役者だ。

彼らが、ワントップの存在感でスクリーンに出撃する。ジャンルやカラーの違う彼らの共通点は、先輩のキム・ユンソクである。ユチョン&キム・ユンソク&T.O.P、この3人の微妙な関係は、三角関係とも呼べるかもしれない。

ユチョンは、ポン・ジュノ監督が制作する大作映画「海にかかる霧」(監督:シム・ソンボ)に主人公としてキャスティングされ、映画界内外から話題を呼んだ。

2007年に初演された同名の演劇は、これまで大物俳優たちを誕生させた作品だ。映画化された原作は、密航船に乗り込み大海へ向かった船員たちの物語を、巨額の制作費をかけて描く。ポン・ジュノ監督が初めて制作を担当し注目を浴びていると同時に、「殺人の追憶」の脚本に参加したシム・ソンボ監督が初めて演出を担当する。

ユチョンは、制作会社と長期間の話し合いの末に出演を確定した。彼は劇中で、船員のドンシク役を演じ、先にキャスティングされた船長役の大先輩キム・ユンソクと対立することになる。実際にドンシクは、20~30代の多くの男性俳優たちが演じたがる役柄で、ユチョンにとってチャンスであり挑戦でもある。

これまで「会いたい」「屋根部屋のプリンス」「トキメキ☆成均館スキャンダル」など多数のドラマで演技力とヒット力を同時に証明したユチョンの正式なスクリーンデビュー作でもある。

もう一方には、俳優のT.O.Pがいる。彼は、下半期公開する「タチャ-神の手-」(カン・ヒョンチョル監督)の主人公を演じる。

T.O.Pもやはり、前作「タチャ イカサマ師」で最も印象を残したアグィ役のキム・ユンソクと共演する。さらに、前編のコ・グァンリョル役で強い印象を残したユ・ヘジンが参加、この他にもシン・セギョン、クァク・ドウォン、イ・ハニ、イ・ギョンヨン、キム・イングォン、コ・スヒ、オ・ジョンセ、パク・ヒョジュなど豪華なキャスティングを誇っている。

「タチャ-神の手-」は、子供の頃からギャンブルに人並み外れた素質を見せていたテギルが、裏切りと陰謀が横行する華やかなタチャの世界に飛び込み、運命の一戦に全てをかける物語を描いた映画である。T.O.Pは、前作のコニ(チョ・スンウ)の甥のテギル役を演じる。

より刺激的で爽快な演技を披露すると期待されているT.O.Pは、すでに「戦火の中へ」「同窓生」などでスクリーンでの可能性を証明している。また、存在感なら他人には負けない個性派俳優たちが総集合する中で、彼の活躍が注目される。今やワントップ主演として乗り出しても相応しい彼らは、これから登場する後輩演技ドルのイメージに対する責任もある程度負っている。

記者 : チェ・ナヨン