UHDドラマ「二十歳」初披露、初々しい感性を新鮮に描く(総合)

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新しい形式のドラマが誕生した。テレビではなく、インターネットとモバイルを通じてコンテンツを提供する計画だ。4K(フルハイビジョンの4倍の画素数)撮影装備で新たな映像美を盛り込み“初々しい”感性を描く“新鮮な”フォーマットのドラマ「二十歳」のことである。

17日午後、汝矣島(ヨイド)CGVで全4話のUHD(Ultra High Definition:超高精細)ドラマ「二十歳」の制作発表会が開かれた。この場には主演俳優のBEASTイ・ギグァン、女優イ・ダインならびにファン・ジュンヒョクPD(プロデューサー)とCJ E&Mメディア企画担当イ・サンジンチーム長が参加した。

「二十歳」は、アイドルグループBEASTのメンバーイ・ギグァン(イ・ギグァン)と、一度も男性と付き合ったことがない女子大生ヘリム(イ・ダイン)が繰り広げる秘密の恋愛を描いたUHDモバイルドラマだ。1話20分、全4話で構成され、「ナイン~9回の時間旅行~」「イニョン王妃の男」を共同執筆したキム・ユンジュ脚本家とCJ E&Mのイ・サンヒPDが脚本を手がけ、「結婚の裏ワザ」などのファン・ジュンヒョクPDが演出を担当した。

この日、ファン・ジュンヒョクPDは「二十歳のためのファンタジーを作った。これまでもモバイルドラマや映画はたくさん作られてきたが、モバイル端末では強い影響力を見せることが難しかった。『二十歳』はモバイルに相応しいよう、1人称のような視点で制作した」と切り出した。

イ・サンジンチーム長は「10~20代のテレビ視聴率が下がっていることはご存知だろうか? 彼らはインターネットやモバイルで膨大な量のコンテンツを消化している。新たな視聴者の視聴パターンに合わせようと企画した。産業的な面でも画期的な挑戦だ」と企画意図を伝えた。

イ・サンジンチーム長は、新たな流通方式を選んだことについて「メッセンジャー会社と手を組んだ理由は、ユーザーたちがコンテンツにお金を出してでも、産業を育てられると考えているからだ」と話した。



“新鮮なドラマ”であるだけに、出演二人の感性も初々しかった。ドラマの中でトップスター“イ・ギグァン”役を演じるイ・ギグァンは、「女性との甘いラブストーリーは初めてだ。プレッシャーが大きかった。今までは片思いをする役ばかり演じていた」とはにかんだ。

また、「BEASTのイ・ギグァンは実際の自分の役なので自然にできる。ありのままの自分の姿を見せようと最善を尽くした」と笑った。

「二十歳」のヒロイン“ヘリム”役を演じる新人女優イ・ダインは、「テレビに出た経験がないので緊張しないよう努めた。家族(母親で女優のキョン・ミリ、姉イ・ユビ)はこれといってアドバイスをくれなかったが、励ましや応援をしてくれる。一気にスターになりたくはない。地道に頑張りたい」と覚悟を伝えた。

イ・ギグァンとイ・ダインはドラマでの“キスシーン”に関する感想について「ドラマで“キスシーン”は初めてだった。ぎこちなくてドキドキした。とても緊張した」と照れながら話した。また、イ・ダインは「皆さんがリラックスできるようにサポートしてくださったおかげで無事に終えることができた」と答え、視線を引き付けた。

二人は初対面のお互いの第一印象についても語った。イ・ギグァンは「イ・ダインを初めて見た時、演技が上手で優しそうな顔の演劇映画学科の学生だと思った」と明かし、イ・ダインは「アイドルを実際に見るのが初めてなので見慣れなかったが、好印象だった。BEASTのファンの皆さんを意識したら恐ろしくなった」と笑った。

“新鮮で初々しい”このドラマの“UHD(Utlra HD)”形式は韓国初ではないが、tvNの初めての試みでありモバイルでも前例がない。tvNの関係者は「二十歳の感性を綺麗に表現してみせる。期待してほしい」とコメントを残した。

「二十歳」は今月19日、カカオページで公開される。

記者 : キム・プルリップ 写真 : イ・ソンファ