Vol.1 ― CNBLUE&f(x) クリスタル&IUなど…“私たちの演技、なかなか良いですよね”

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写真=マイデイリー DB

2004年に創刊したマイデイリーが今年で創刊9周年を迎えました。9周年を記念し、マイデイリーは自身の主な活動分野でない他の分野で優れた能力を発揮しているスター20名を選びました。新たな挑戦を恐れず、瞬く間に変化する時代に素早く対処する彼らのように、マイデイリーも読者の期待に応えられるメディアとして生まれ変わります。

◆f(x) クリスタル

執着の極みを見せるがその嫉妬は憎たらしくなく、むしろ可愛く思える女性がいる。それはSBSドラマ「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(以下「相続者たち」)のイ・ボナのことだ。そしていつも口癖のように「チャニョン!」と叫ぶイ・ボナを魅了的に演じているのがf(x)のクリスタルである。デビューしたての頃は少女時代のジェシカの妹として有名だったが、f(x)として独特な音楽カラーを作り上げて音楽的にも注目を浴び、MBCシットコム(シチュエーションコメディー:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「ハイキック3~短足の逆襲~」でおてんばな女高生アン・スジョン役を見事に演じて「Stupid!」「プインプイン(かわいこぶって愛嬌を振りまく様子を表す)」などの流行語も生み出した。他の“演技ドル”(演技するアイドル)との違いは、主演よりも自身が演じられる役を務めて、その中で思いっきり演技力を発揮しているということである。

◆CNBLUE

2010年にデビューしたデビュー4年目の4人組バンドだが、メンバーであるジョン・ヨンファ、イ・ジョンヒョン、カン・ミンヒョク、イ・ジョンシンのプロフィールを見てみると、まるで役者グループかと錯覚するほどだ。それは彼らの出演ドラマや映画を合わせると10作を超えるからだ。まずCNBLUEを人々に知らしめるのに決定的な役割をしたのがドラマ「美男<イケメン>ですね」のカン・シヌ役を演じたジョン・ヨンファだ。彼はドラマ「オレのことスキでしょ。」のイ・シン役に続き、最近はドラマ「未来の選択」でパク・セジュ役として出演し、役者として着実にキャリアを積んでいる。この他にも映画「アコースティック」にイ・ジョンヒョンとカン・ミンヒョクが出演し、イ・ジョンヒョンはドラマ「紳士の品格」でコリン役で存在感を放った。またカン・ミンヒョクはドラマ「大丈夫、パパの娘だから」「オレのことスキでしょ。」「棚ぼたのあなた」「相続者たち」、イ・ジョンシンは「いとしのソヨン」「剣と花」に出演するなど、音楽活動に負けないほど活発な演技活動を繰り広げている。

◆IU(アイユー)

「Good Day」という曲で国民の妹となったIUは、3オクターブの高音域を歌うように本業の歌手の他に女優としても成功への道を歩んでいる。KBS 2TVドラマ「ドリームハイ」ではキム・ピルスク役でキャラクターの崩壊を恐れず、高視聴率を保証するKBS 2TV週末ドラマ「最高です!スンシンちゃん」でも堂々とヒロインのイ・スンシン役を務めて活躍をした。ドラマが様々な議論に巻き込まれる中でもIUの演技力だけは好評だった。その勢いで“韓流プリンス”チャン・グンソクと一緒にKBS 2TVドラマ「キレイな男」にも抜擢された。劇中の名前がキム・ボトン(ボトンは普通という意味の韓国語)だが、普通のアイドルとは違う演技力と歌唱力が彼女の武器である。

◆2PM ジュノ

「Heartbeat」「10 out of 10 from」などの曲をヒットさせ、2PMとしてアジアを席巻したジュノだが、スクリーンではただの新人俳優だった。しかし、この新人ジュノが映画「監視者たち」を通じて監視チームのエースであるタラムジ役で見せた演技は非常に自然で堂々としており、映画の公開後に好評が相次いだ。同映画で共演したハン・ヒョジュはジュノについて「映画を見れば、皆さんも驚くと思う」と言ったのは、嘘ではなかった。それにもかかわらずジュノがカッコいいのは「初めての映画出演なので撮影現場に行って呼吸をし、見ているだけでも大きな勉強になった」と謙遜した姿勢を見せたということだ。俳優としても韓流ブームを巻き起こすことが期待される。

◆Tiny-G ドヒ

tvNドラマ「応答せよ1994」の人気も驚くべきことだが、放送前に誰も期待しなかったドヒの活躍が一番驚くべきことであろう。ドヒは4人組ガールズグループTiny-Gのメンバーであり、2012年にデビューしてから激しいガールズグループの競争の中であまり注目を浴びてこなかったというのが事実である。このためドヒが「応答せよ1994」に出演すると報じられたときは、期待はもちろん、懸念の声を上げる人もあまりいなかった。だが、あり得ないことが起こった。劇中、全羅南道(チョルラナムド)麗水(ヨス)出身のコンピューター工学科チョ・ユンジン役に扮したドヒは、自然な訛り演技を披露したのだ。小柄な体から荒っぽい台詞はドヒの根性を見ていると、思わず「なかなかやるね!」という感嘆詞が自然と出てしまう。

記者 : イ・スンロク