Vol.2 ― 放送終了「グッド・ドクター」を盛り上げた“凄まじい存在感”のカメオ出演者たち

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写真=KBS 2TV「グッド・ドクター」スクリーンショット

自閉症3級とサヴァン症候群(自閉症や知的障害を持ちながら、ある特定の分野で卓越した才能を発揮する症状)を持つ一人の青年の微笑ましい成長記が終わった。

10月8日に放送終了したKBS 2TV月火ドラマ「グッド・ドクター」(脚本:パク・ジェボム、演出:キ・ミンス、キム・ジヌ)は、主人公のパク・シオン(チュウォン)が偏見を乗り越え社会に出るまでの過程と、小児外科の子供たちの治療と未来、健全な世界を作ろうとする医療スタッフの努力が合わさって“癒しのドラマ”という賛辞を受けた。

「グッド・ドクター」は毎回異なる患者のエピソードを通して様々な医局の姿を見せ、緊張感を高めた。そこに短い出演であってもインパクトを残したカメオ出演者たちの熱演が加わり、ドラマの面白さを倍増させた。カメオ出演者たちの活躍を振り返ってみる。

切実な母性愛 ― クァク・ジミン
クァク・ジミンは9月4日の放送分で胎児に脳腫ができたことを知り、苦しむ妊婦イ・スジン役として登場した。スジンは子供を出産後すぐに養子に出さなければならないことを知り失望する。宗家である夫の家では病気を持つ子を子孫として受け入れることができなかったのだ。しかし、スジンはシオンの励ましに力を得て、高圧的な姑に抵抗する。熱い涙で強い母性愛を見せてくれたクァク・ジミンの熱演は、お茶の間をしんみりさせた。

短い出演で強いインパクト ― リュ・ドクファン
リュ・ドクファンは9月4日の放送分で、シオンの亡くなった兄シドク役でサプライズ出演した。初めての手術が成功に終わったシオンは、緊張が解け目眩を訴える。患者がダメになるのではと怯えていたシオンの前にリュ・ドクファンが現れた。彼は「爪が男にしてはすごく綺麗だね、まるで三日月みたい」と話した。これは昔、シオンの兄が彼に話した言葉で、リュ・ドクファンはシオンの亡くなった兄、シドクの生まれ変わりであることを暗示した。リュ・ドクファンのカメオ出演に関して何の予告もなかったが、放送直後、各種ポータルサイトでリュ・ドクファンの名がリアルタイムの検索ワードの上位にランクインするなど大きな反響があった。

温かい男 ― イン・ギョジン
イン・ギョジンが普段から親交の厚いチュ・サンウクを応援するため動いた。彼は9月10日の放送分でイ・スジン(クァク・ジミン)の夫役として登場し、妻への深い愛を見せてくれた。スジンは脳腫がある胎児をめぐり姑との対立があった。海外にいたスジンの夫は、気の強い母の下で苦しんだスジンを見て涙を流す。彼は「大変な時にそばにいてあげられなくてごめん。それから僕たちの赤ちゃんを守ってくれてありがとう。退院したら赤ちゃんを連れてアメリカに行こう」と温かく抱きしめて感動を届けた。

ボケた演技が爆発 ― キム・ヨンヒ
コメディアンのキム・ヨンヒは先月30日に放送された「グッド・ドクター」でファミリーレストランの店員に扮した。彼女は1分にも満たない短い出演にもかかわらず、白々しい演技と話し方で強いインパクトを残した。特に無料食事券が当たり食事に来たユンソとシオンにキスをするよう積極的に薦めたり、「電気を消しましょうか」と言うなど愉快な脇役で面白さを倍増させた。

ヘタレな新米 ― パク・ギウン
チュウォンの親友パク・ギウンが「グッド・ドクター」カメオ出演の最後を飾った。パク・ギウンは今月8日に放送された最終回でシオンの後輩パク・ウンギ役でサプライズ出演した。ヘタレな新米研修医のウンギは正式に医師になったシオンに厳しく叱られる。ウンギは「こんな風にするなら家に帰れ。しっかりしないとダメだ。そうじゃないと大変なことが起きる」とシオンに叱られ、落ち込んだ姿を見せて笑いを誘った。パク・ギウンはこの日、最終回の放送前に自身のSNSで「チュウォン、僕の弟。今までご苦労さま」というコメントを投稿し、チュウォンとの厚い友情を見せた。

記者 : シン・ナラ