“論争の的”クララ、今はそんな場合ではない

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「スプラッシュ」「ハッピートゥゲザー3」など出演する番組ごとに論争...何が問題か

8年という長い無名生活を一気に清算した芸能人がいる。その名前はクララ。5月野球の始球式で体にフィットするレギンスを着て現れたクララの始球式は、長い無名生活を一気に清算した神の一手だった。

レッドカーペットでの露出戦略で少しの間だけ関心を集めた女優に比べてクララはロングラン戦略で成功できた。クララはその後女優の露出を指摘する作家コン・ジヨンのSNSコメントに「(女性芸能人に対する)関心は給料のようなものだ」とし、露出戦略で人々から認知度を得るようになった自身の立場について説明した。

そんなクララがtvN「SNL KOREA」にレギュラークルーとして加わった。また、SBS「結婚の女神」、MBC every1「がむしゃらファミリー3」にレギュラーとして出演し、地上波のトークショーにも度々出演する。しかし、一つ残念なところがある。真面目な演技を披露できるような役を任されなかったためだろうか。彼女が出演する番組ごとに話題を集めてはいるが、その話題が彼女が求める真面目な演技とは正反対の「露出」のイメージにだけ集中する場合が多い。

水着露出、レシピ盗用…論争ばかり起こしている場合ではない

MBCバラエティ番組「スターダイビングショー スプラッシュ」(以下「スプラッシュ」)でクララは他の出演者とは異なる試みで話題を集めた。他の出演者が鼓膜の炎症など水との戦いを繰り広げている間、クララは“視線との戦い”を繰り広げなければならなかった。彼女が着た水着のためだった。

当時クララは通常のワンピース水着ではなく、骨盤が表れる水着を着て参加した。こんな水着で登場すると、クララに対して「ダイビング実力を披露するためではなく露出マーケティングの延長線上で番組に参加したのではないか」という論争が起きた。本人の意図とは関係なく、結局クララはダイビング実力ではなく大胆な露出で視聴者の注目を集めたのだ。

また、最近出演したKBS 2TV「ハッピートゥゲザー3」でも論争はあった。彼女が「夜間売店」のコーナーで披露したレシピが他のテレビ番組でもすでに紹介されていることが明らかになったためだ。オ・ジョンヒョクの「ムーンライト」に押さえられメニュー登録には失敗したものの、クララのレシピも斬新に見えたので批判はさらに激しくなった。これに対してクララは自身のSNSで「申し訳ありません。弁解や解明する余地がありません。まだまだ至らない私です。もっぱら欲を出し過ぎた私の過ちです」と頭を下げた。

事実クララにはレシピを盗用する気はなかっただろう。著作権の概念が不明確なレシピを紹介する過程で、自身の独創的なレシピではないということを明かさなかった偶発的な不行き届きだっただけだ。

しかし、もう少し慎重であるべきではなかろうか。露出で話題を集めた当事者のクララには、今こそ露出で注目されたイメージを「真面目な演技者」というイメージまたは人々に好評を得られるような露出以外のイメージに移す戦略が重要な時期だ。

それにもかかわらずクララは「真面目な演技をしたい」という本人の願いや「露出にイメージが固まるのではないかと怖い」という心配とは程遠い動きを自ら歩んでいる。「スプラッシュ」で露出で話題になるような水着を着たり「ハッピートゥゲザー3」で不注意でレシピ盗用の論争を起こすなど、人々に好感を与えるイメージを作るより、その逆の視線から彼女を見るようにしてしまっている。

クララが本当に自身の願いどおりに素晴らしい役者になりたいなら、5月のレギンス始球式ほど人々にアピールできることを作るのが何より重要だ。だからといってレギンス始球式ほどのプロポーションの自慢や露出をせよと言っているわけではない。露出以上の別の魅力をバラエティやドラマで見せてこそ第2の跳躍ができる芸能人が今のクララだ。一回通じたからと言って相次いでダメな手を打っていいほど安易な時ではないことをクララは肝に銘じなければならない。

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記者 : イ・ジョンミン、パク・ジョンファン