韓国ドラマ史上初!日本の行定監督が手掛ける『完璧な家族』キム・ヨンデをはじめ今をときめく若手スター豪華共演作の見どころとは

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どこから見ても幸せそうな弁護士一家。だが高校生の娘が引き起こした同級生殺人事件をきっかけに、それぞれの暗い過去が明らかになっていく。謎が謎を呼ぶ展開。誰が犯人で、誰が嘘をつき、いったい誰を信じればいいのか? 『完璧な家族』というタイトルに託された本当の意味とは? 日本の行定勲監督が韓国ドラマの演出に初挑戦したヒューマンサスペンス『完璧な家族』、ただいまLeminoで日本独占配信中。見どころをチェックしてみよう。

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優秀で裕福な弁護士ジニョク、美しい妻ウンジュ、その娘ソニは人もうらやむ完璧な家族。高校生のソニは自分に好意を持つ同級生のギョンホ、ヒョヌと共に青春を謳歌していた。そんなある日、養護施設時代に仲良しだったスヨンが、転校生としてソニの前に突然姿を現す。鬘で隠していた火傷の跡を見せながら「自分だけ幸せになるなんてずるい、私に借りを返して」と執拗に迫るスヨン。そしてギョンホの家で事件が起こる! 血だらけで家に帰ったソニはうつろな瞳で「私がギョンホを殺した」と母親に告白。「いいえ、そんなはずはない。あなたはそんな子じゃない、殺してなんかいない!」と娘を抱きしめるウンジュだったが……。



韓国ドラマ史上初!日本の行定監督が担当した極上のヒューマンサスペンス

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第1話から女子高生が血まみれで住宅街を歩く姿が衝撃的なインパクトの『完璧な家族』。一番の話題は日本の行定勲監督(『リボルバー・リリー』)が演出を担当したことだろう。外国人が韓国ドラマを演出するのはこれが史上初であり、監督の胸中には「外国人の監督が演出していると言わないとわからないようにしたい」という思いが常にあったという。そのため韓国人から見て違和感のあるセリフや表現はシナリオの段階から修正していったとか。

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在日韓国人を描いた映画『GO』や『世界の中心で、愛をさけぶ』などで韓国にも多くのファンをもち、釜山国際映画祭の常連としても知られる行定監督。そもそも連続ドラマを手掛けること自体が初めてだったのでさまざまな苦労もあったというが、出来上がった作品はそのようなことをまったく感じさせない。映画並みの映像美溢れる、スリリングかつ静謐な極上のサスペンスドラマに仕上がっている。
 

『SKYキャッスル』夫婦コンビが再共演!ユン・サンヒョンのキャラは素?

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次に注目したいのはキャスティング。最近日本でもリメークされた大ヒット作『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』で強烈なクセのあるキャラクターを演じたキム・ビョンチョルとユン・セアが『完璧な家族』でも再び夫婦に! このニュースは制作発表当時からドラマファンをおおいに沸かせた。

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一見理想の父親でありながら明らかに何かを隠している、不気味度100%のキム・ビョンチョル。美しい笑顔の裏に何とも言えない怪しさが匂うユン・セア。ともに演技力は折り紙付き。特にキム・ビョンチョルは自分が演じるジニョクのパートに「葛藤が足りない」と思い悩んだ末に監督に直談判。熱意に打たれた監督がその提案を受入れてシナリオを手直しした結果、終盤に向けてより深みのあるドラマに仕上がったというエピソードが残っている。

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また、謎の男として物語の途中から登場するチェ・ヒョンミンにも注目を。演じるのは、かつてキムタク似の韓流スターとして人気を博し、日本で歌手活動もしていたユン・サンヒョン(『僕の妻はスーパーウーマン』『シークレット・ガーデン』)。ヒョンミンは原作ではサイコパスな悪人だったが、このドラマでユン・サンヒョンの素の部分を知った行定監督が、天然ですっとぼけたところや人間臭い部分を気に入って、そのまま役に生かすことにしたという。その効果は絶大で、つかみどころのないヒョンミンが醸し出すもの悲しさや人間的な弱さ、悪党ではあるけれどどこか憎めない愛嬌などが、物語に陰影を与えている。


キム・ヨンデをはじめ今をときめくライジングスターが豪華共演!

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ソニにまっすぐな愛を捧げるイケメンのギョンホ。初恋のトキメキに揺れるソニ。ギョンホに片思いしソニに嫉妬の炎を燃やすスヨン。心ひそかにソニを思い続けるヒョヌ。サスペンスの裏側で繰り広げられる若者たちの複雑な四角関係も本作のみどころのひとつ。もともと青春映画の名匠といわれる行定監督、若者たちの恋愛模様も瑞々しく描かれ、4人がバスケに興じるシーンなどは思わずキュンキュンしてしまう。

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ヒロインのソニを演じたパク・ジュヒョンとギョンホに扮したキム・ヨンデの初恋コンビには既視感が。それもそのはず、2人はラブロマンス時代劇『禁婚令-朝鮮婚姻禁止令-』でも主人公のカップルを演じた仲。いまやイケメン若手俳優として大人気のキム・ヨンデは、最近の主演作『損するのは嫌だから』も大好評、2024年9月には来日ファンミーティングを開催。『完璧な家族』はなんとOSTにも参加、甘い歌声を聞かせてくれている。実はスヨンを演じたチェ・イェビンとも話題の愛憎ドラマ『ペントハウス』で共演していたキム・ヨンデ。まさかの1話で刺されてしまう役だったため「可哀そうでショック過ぎる、もっと活躍して欲しかった」という正直なファンの声もたくさん聞かれた。

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そんな太陽のようなギョンホの陰に隠れつつ、月のように控え目にソニを見守る“二番手男子”ヒョヌに扮したのは、これまた『少年時代』などで人気急上昇中のイ・シウ。ピュアな心を持つ役がぴったりと好感度が爆上がりした。

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また、INFINITEのエルことキム・ミョンスが若手刑事イ・ソンウ役で特別出演しているのも見逃せない! 先輩刑事と組んでどんなときも明るく溌剌と事件を追う姿は、カッコいいの一言。


『完璧な家族』の本当の意味とは?緊張感あふれる極上のミステリー

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『完璧な家族』の原作は韓国の人気WEB漫画。今回12話のドラマにするにあたって、新たなストーリーが追加され、再構成された。殺人事件を発端に、登場人物それぞれの暗い過去、隠されていた秘密が少しずつ明らかにされていくスリリングな展開。誰もが怪しく感じられ、今まで信じていた人が信じられなくなる恐怖、封印された記憶、もうひとりの家族、開かずの間、燃え盛る炎、新たな犠牲者、犯罪を隠蔽するための犯罪を実行したのは誰なのか? ヒロインに付きまとう謎の男の正体は? そしてその目的とは?

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行定監督自身が「サスペンスでありながらヒューマンドラマの要素があぶり出されていき、最終的に“家族ってなんだろう”というところに着地するドラマ」と語っているように、ミステリー好きにたまらない内容でありながら、ヒューマニスティックな感動にも満ちた『完璧な家族』。すべての謎が解けたとき『完璧な家族』という言葉が示す真の意味に胸を打たれずにはいられない。



シリアスだけじゃない、遊び心あふれる見どころポイントも

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全編にわたって緊迫感あふれるシーンが多い中、ほっと一息つかせてくれる名シーンも出てくるのが『完璧な家族』の素敵なところ。まずは4話。ソニが自宅の2階の開かずの間に忍び込もうとしている現場を、路上から見守っていたヒョヌ。タイミング悪く父親のジニョクが帰って来た。ジニョクの目をそらすためにヒョヌがとった行動、それはいきなりのダンスタイム! 突然マイケル風に踊り始めたヒョヌを見てあっけにとられるジニョク。可愛くて笑えて、見ている方がこっぱずかしくなるこのシーン、イ・シウファンはとにかく必見!

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お次は特別出演のキム・ミョンス。彼の演じるイ刑事は映画マニアという設定。7話にはそんな彼が映画『オオカミの誘惑』の有名な傘のシーンを再現する場面が登場する。最強ビジュアルを誇る彼ならではの魅惑の微笑を浮かべ「カン・ドンウォンの真似♡」と言ったイ刑事に、真顔のヒョヌが放ったまさかの一言とは? さらに8話では映画を見た帰りのソニとヒョヌが、ソル・ギョングのことを「素晴らしい俳優」と口々に絶賛しながら街を歩くシーンが出てくる。行定監督とソル・ギョングが親しいことを知っているファンは思わずニヤニヤしてしまうだろう。これら3シーンのすべてに登場していたのがイ・シウ。行定監督もその個性と将来性を絶賛していた彼こそは『完璧な家族』の癒し担当と言えそうだ。



(執筆:望月美寿)

■配信概要
「完璧な家族」
全12話 Leminoで日本独占配信中!

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記者 : Kstyle編集部