「君を守る恋」除隊から約3ヶ月のキム・ジェウク“まだ軍隊の習性が残っている”

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事故で死んだ後、魂になったイ・ヒョンジュン役…「砂時計」のイ・ジョンジェのように台詞がない

tvN新月火ドラマ「君を守る恋~Who Are You~」(脚本:ムン・ジヨン、パン・ギリ、演出:チョ・ヒョンタク)に出演する俳優キム・ジェウクが除隊後初めてドラマに出演する感想を伝えた。

23日、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)CGVで開かれた「君を守る恋~Who Are You~」の制作発表会では軍人から民間人になって3ヶ月ほど経ったキム・ジェウクに会うことができた。この席でキム・ジェウクは「除隊してどんな作品で、どんなキャラクターで復帰すればいいか色々と悩んだ。チョ・ヒョンタク監督に会って魂という存在を演じることに魅力を感じた」と出演を決めたきっかけを明かした。

また、キム・ジェウクは「今この場でも少し居心地が悪い。俳優だけでなく、社会人として適応に困難さを感じる」という言葉で“軍隊後遺症”を告白した。続けて「誰もが経験することだとしても僕は大丈夫だと思ったが、『まだ軍隊での習性が残っている』ということが生活の些細な部分からも感じられる」とし「撮影現場にもまだ慣れていない」と打ち明けた。

キム・ジェウクの言葉通り、今回の作品で彼は人ではない存在を演じる。警察大学出身のエリートで、一緒に働いていたヤン・シオン(ソ・イヒョン)と恋人関係に発展したが、不慮の事故で現場で息を引き取ったイ・ヒョンジュン役を演じるのだ。その後、ヒョンジュンはシオンへの気持ちのためあの世に行けず、シオンに付きまとう魂となる。

このためキム・ジェウクは最近悩んでいる。「ドラマの中で人でいられるときより、魂のときがもっと多い」と話し始めたキム・ジェウクは「人間でない存在があの世に行けず、どのようにこの世に留まるか僕も気になる。魂が死ぬ前持っていた感情や人間の基本的な喜怒哀楽を持っているか、それとも薄れるかも考えている」と話した。

キム・ジェウクがこれほど悩んでいるのは、魂であるイ・ヒョンジュンが劇中で「話さない」という設定であるためだ。これに対しチョ・ヒョンタク監督は「イ・ヒョンジュンは幽霊だからほとんど話せず、たまに“心の声”が出るだけだ。『砂時計』のイ・ジョンジェのように実質的にはほとんど台詞がない状況だ」と伝えた。

続けてチョ監督は「それでヒョンジュンは、目で沢山のことを表現しなければならないが、キム・ジェウクはそのようなことで有利な条件を持っていた。目だけ見ても、沢山の事情があるように見えた。初めてキム・ジェウクを見た瞬間、『どうやってうまく誘って出演してもらおうか』と思い、とんでもない嘘まで言った」とキャスティングと関連したエピソードを明かし、キム・ジェウクへの信頼を見せた。

「君を守る恋~Who Are You~」は警察庁の遺失物センターを背景に、6年間の昏睡状態に陥ってから目が覚めた後、魂が見えるようになったヒロインのシオン(ソ・イヒョン)とチャ・ゴヌ(2PM テギョン)、そしてヤン・シオンの亡くなった恋人イ・ヒョンジュン(キム・ジェウク)の話を描き、全16話が放送される。ソ・イヒョン、テギョン、キム・ジェウク、キム・イェウォン、ノ・ヨンハクなどが出演する。29日午後11時に韓国で第1話が放送される。

記者 : イ・ジョンミン、イ・ミナ 写真 : イ・ジョンミン