「7番房の奇跡」「ブラザーフッド」のイ・ドンジュン音楽監督、堤川映画音楽賞を受賞

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音楽監督のイ・ドンジュンが「第9回堤川(ジェチョン)国際音楽映画祭(JIMFF)」で堤川映画音楽賞を受賞した。

堤川映画音楽賞は、韓国映画界の映画音楽分野で優れた業績を残した人物に与えられる賞で、2006年に受賞したシン・ビョンハ音楽監督、2007年のチェ・チャングォン音楽監督、2008年のチョン・ジョングン音楽監督、2009年のチョン・ソンジョ音楽監督、2010年のキム・スチョル音楽監督、2011年のカン・グンシク音楽監督、2012年のチョ・ソンウ音楽監督に続き、今年はイ・ドンジュン音楽監督が受賞した。「堤川映画音楽賞特別展」ではイ・ドンジュン監督の3つの作品を無料で上映する。

イ・ドンジュン音楽監督は「銀杏のベッド」「グリーンフィッシュ」「シュリ」「マイウェイ 12,000キロの真実」「角砂糖」など約40本の映画と「IRIS -アイリス-」をはじめとする多数のドラマ音楽を手掛けた音楽業界の巨匠で、「ナンタ」をはじめ演劇、ミュージカル、舞踊音楽など、様々なジャンルの音楽まで手掛けて、“韓国のハンス・ジマー”と呼ばれている。

イ・ドンジュン音楽監督は1991年、「韓国舞踊祭音楽賞」を受賞し、本格的に音楽業界に足を踏み入れた。その後「銀杏のベッド」「グリーンフィッシュ」「角砂糖」などの作品を通じて1996年に第17回青龍映画賞音楽賞、1997年に第35回大鐘賞映画祭音楽賞、2006年に第14回利川チュンサ大賞映画祭音楽賞などを受賞し、韓国の映画音楽を代表する監督になった。特に「ソウル・ガーディアンズ/退魔録」「シュリ」「幽霊」「マイウェイ 12,000キロの真実」など、韓国の大作映画の音楽を手がけ、スケールの大きな音楽で映画を盛り上げたという評価を受けている。

今年の第9回堤川国際音楽映画祭では「堤川映画音楽賞特別展」を通じ、イ・ドンジュン音楽監督が参加した3作品が紹介される。カン・ジェギュ監督が演出し、朝鮮戦争に参加することになった二人の兄弟の悲劇的な運命と兄弟愛を描いた映画でチャン・ドンゴン、ウォン・ビン主演の「ブラザーフッド」、濡れ衣を着せられ刑務所の7番部屋に収監された男の父性愛を描き、1000万人以上の観客を動員したイ・ファンギョン監督の「7番房の奇跡」、チャン・ジュンファン監督のデビュー作で自身の不幸はエイリアンのためだと信じる主人公のエピソードを描いたシン・ハギュン、ペク・ユンシク主演の「地球を守れ!」の計3作品がイ・ドンジュン監督の音楽とともに観客に紹介される予定だ。

堤川映画音楽賞の授賞は第9回堤川国際音楽映画祭の開幕式で行われ、昨年の受賞者チョ・ソンウ音楽監督の銅版手形を噴水台に設置する除幕式およびイ・ドンジュン音楽監督の手形作りのイベントは、映画祭期間中である8月15日午後5時、MEGA BOX堤川の前で行われる。

第9回堤川国際音楽映画祭は開幕式と閉幕作および9つのセクションの映画プログラムと豊かな音楽プログラムをはじめとする様々なイベントなどを準備し、8月14日から19日まで6日間堤川市一帯で行われる。

記者 : ユン・ガイ