国防部「芸能兵士の収益事業は理屈に合わない…昨年の収益は3万2000ウォン」

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写真=マイデイリー DB
国防部が“芸能兵士”を利用して、過度な収益事業を行なっているという主張に反発した。

国防部報道官室の関係者は28日午前、「知的財産権放棄の誓約は、一般放送局で制作された番組に出演俳優の財産権がないことと同じ概念だ」とマイデイリーに伝えた。

この関係者は「国防広報院という組織は、軍の広報活動及び目標達成に支障をきたさない範囲内で軍の広報媒体を使用し、収益事業を施行することができる。これは、国防広報員の基本運営規定の第11条に該当する内容だ」と説明した。

国防部はまた、芸能兵士を利用して度を越した収益事業を行なっているという言葉に対し「国防広報院で放送された番組に対する購買要請があれば、私的使用の目的で販売している。販売費用は国庫の歳入に加えられる。広報院の基本的な任務が、将兵らの士気向上のための番組を制作して精神教育番組を作ることだが、付随する部分として個別に収益を得ていると表現するには無理がある」と伝えた。

国防部がマイデイリーに明らかにした映像物の販売収益は、以下のとおりだ。国防部は昨年、計15件の映像物を販売し36万8000ウォン(約32,000円)の収益を上げ、その中で“芸能兵士”が出演した番組である「軍隊再発見」は、13回と14回の2回の放送分のみ販売された。金額は3万2000ウォン(約2,700円)だ。

今年は計10件の映像物を販売しており、多数の芸能兵士たちが出演した「行軍」1~5部の85冊を販売した金額は90万ウォン(約77,800円)だ。

現在国防広報院にはSE7EN(本名:チェ・ドンウク)、Mighty Mouthのサンチュ(本名:イ・サンチョル)、歌手RAIN(本名:チョン・ジフン)、KCM(本名:カン・チャンモ)、The Crossのキム・ギョンヒョンなど、16人の芸能兵士が服務中だ。

写真=SBS放送画面キャプチャー

記者 : チェ・ドゥソン