ソ・テジ、音楽著作権協会との10年間の戦いに終止符を打つ…“一部勝訴確定”

OSEN |

ソ・テジが韓国音楽著作権協会との著作権に関する訴訟で、一部勝訴の最終判決を言い渡された。これで10年以上に渡り行われた長い裁判が終わった。

ソ・テジカンパニーは最近公式ホームページを通じて「23日、最高裁判所の最終判決が出た。被告の音楽著作権協会の上告を棄却し、ソ・テジの一部勝訴を認めた高等裁判所の判決が確定した。これにより10年あまりの長い音楽著作権協会とソ・テジとの戦いは、ソ・テジの一部勝訴で“確定終了”した」と伝えた。

続いて「ここ10年間の長い訴訟は、音楽人としての権利を一段と引き上げており、今回の訴訟で音楽著作権の歴史に残るもう一つの大事な判例を残すことになったと思う」と意義を分析した。

訴訟の始まりは2002年に遡る。ソ・テジは自身の歌「カムバックホーム」をパロディした歌手のアルバムを著作権協会が承認したことに反発し、2002年に信託契約解約の意思を示し、法廷で協会の著作権信託管理を禁止する仮処分決定を受けた。しかし、決定後も協会が著作権料を徴収し続けると、2006年に4億6000万ウォン(約4100万円)を支給するようにと、協会を相手に訴訟を提起した。

1審ではソ・テジの敗訴と判決され、2審ではこれを一部覆し、協会がソ・テジに5000万ウォン(約450万円)を賠償することを命じる判決を下した。続いて最高裁判所は原審を破棄し事件をソウル高等裁判所に送り、ソウル高等裁判所は昨年1月、著作権使用料請求訴訟の破棄差戻し審で「協会はソ・テジに2億6400万ウォン(約2400万円)を支給せよ」とソ・テジの手を上げた。

音楽著作権協会はこれに不服として上告を行ってきたが、最高裁判所は上告を棄却し高等裁判所の判決を確定した。

記者 : イ・ヘリン