短編映画「ミセン」原作のウェブ漫画との違いとは?

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モバイル映画「ミセン」は原作のウェブ漫画とどこが違うのだろうか。最近漫画家ユン・テホのウェブ漫画「ミセン」が映画化されることが報道され、ファンの関心が高まっている。

ウェブ漫画「ミセン」は、囲碁のプロ棋士を夢見ていた主人公のチャン・グレが入段に失敗し、会社に非正規雇用として就職してから展開される話を描いた作品だ。昨年1月20日、ポータルサイトDaumで連載を始め、現在4億の累積ヒット数を記録するなど、20~30代の若者から高い人気を得ている。

同ウェブ漫画を原作にした映画「ミセン」はそれぞれ登場人物の過去を話す“プリクエル”(原作の序章にあたる内容)として制作された。単なるエピソードの映画化ではなく、ウェブ漫画では登場しなかったキャラクターの話を描き、原作との差別化を図ろうとした。

また、同映画は“ミセン世代”と同じ年齢の若い新人監督らがメガホンを取る予定でより特別な意味を持つ。“ミセン世代”とは、非正規雇用800万人時代を生きながら就職の準備をしたり、またはちょうど社会生活を始めようとする20~30代の若者を指す言葉だ。

映画「ミセン」の企画初期段階から参加した原作者の漫画家ユン・テホは「ミセン世代と同じ世代の人が彼らの話を一緒に作業することが望ましいと思った。また、その当時一緒に笑ったり泣いたりする経験をした当事者が見るビジョン、感じる悩みは何か気になったし、彼らが描いたほうがより共感できる作品になるのではないかと思った」と期待を示した。

「ミセン」は「レイトオータム」「ペースメーカー」を脚色したミン・イェジ脚本家がシナリオを、「Fly By Night(夜間飛行)」で注目された新人ソン・テギョム監督と「Red Butterfly」「Happy Together」で実力を認められたキム・テヒ監督が演出を担当した。24日からチャン・グレ編を皮切りに、アン・ヨンイ、オ次長、キム代理、チャン・ベクギ、ハン・ソギュル編がDaumアプリを通じて独占公開される。

記者 : チョン・ユジン