“カムバック”B1A4「ランキングよりも多くの人と音楽を分かち合うことが目標」

OSEN |

実力とルックスを兼ね備えたボーイズグループB1A4がカムバックした。チョー・ヨンピル、PSY(サイ)の嵐にイ・ヒョリ、2PM、神話(SHINHWA)がカムバックを始動した5月にである。しかし、B1A4はひるまなかった。

B1A4は6日、ミニアルバム「これはどういうことだ」で5ヶ月ぶりにカムバックした。可愛く魅力的なルックスは更に磨きがかかり、一つ年をとっただけに、男らしさも倍増した姿だった。

B1A4には確固たるカラーがある。今回のアルバムもメンバーたち自らが作詞・作曲した曲が収録され、自分たちに適したカラーを探そうと悩んだ跡がありありと見えた。タイトル曲「これはどういうことだ」の最後に入る「おい、君、俺に良くしてくれよ、わかったか」というナレーションも、恋人を追い立てる男性の切迫した気持ちを表そうと、何度も相談して変更したという。

ある雨の日、上岩洞(サンアムドン)近くで会ったB1A4は、初のカムバックステージを控えて興奮している様子だった。ドット柄の可愛い衣装を着ているB1A4から、デビュー当時に漂っていた若々しさを改めて感じることが出来た。

「多くのファンの皆さんが待ってくれていました。だから、さらに新しい姿をお見せしようと頑張りました。今回カムバックした時、ファンたちと一つになったと感じました。さらに切ない感じもしました。今回のカムバックは、格別な印象です。僕たちならではのカラーをこれまでよりたくさん悩んだからだと思います。新しい姿をお見せできると思います。テレビ初披露がもうすぐなんですが、すごく興奮しています!」(ジニョン)

インタビュー中ずっと、キラキラした瞳で記者の質問に耳を傾けていたB1A4は、デビュー当時の初心をそのまま持ち続けているようだった。だからだろうか。大型カムバックが押し寄せる5月にカムバックしたことへの質問に、「心を空っぽにした」と謙遜しながら笑ってみせた。

「心を空っぽにしました。素晴らしい先輩たちと一緒に活動するということが、さらに光栄です。僕たちは僕たちの役割を果たすだけです。こういう時こそ、一生懸命頑張る姿をお見せすれば良いのではないでしょうか?(笑) 今回のアルバムを通じて、B1A4をもっと多くの方に知っていただきたいです」(シヌゥ)

デビュー3年目になるB1A4は、先日の父母の日(5月第2日曜日)に、両親にささやかなプレゼントも贈った。バロは「両親に登山服セットをプレゼントした」と言いながら明るく笑った。バロが口火を切ると、メンバー皆が自分のプレゼントを話すことに忙しくなった。シヌゥはマッサージチェアを、ジニョンは母に歯の矯正をさせてあげたという。誇らしい表情のB1A4に親しみを感じられた。このような親しさが、B1A4を巨大ファンダム(特定のファンの集い)を持つ大型アイドルへと成長させたのだ。

「ファンたちと本当に親しいんです。今日も事前収録の時に来てくれたファンの顔ぶれを、ほとんど知っています。ニックネームもよく覚える方ですし。僕たちのこのような身近な姿を好きになってくれているんだと思います。音楽への熱意もよく見てくださっています!」(サンドゥル)

B1A4は、音楽だけに秀でているわけではない。メンバーたちは最近演技でも優れた才能を見せ、メンバーのゴンチャンはファッションショーの舞台でプロ顔負けの魅力を発散した。特にリーダーのジニョンは、最近tvNドラマ「優雅な女」で、問題児の役を優れた演技力で表現し、好評を博している。彼はドラマの中で女優ヤン・ジンソンとキスシーンも演じ、多くの女性ファンから嫉妬を呼んだ。キスシーンについて尋ねると、ジニョンは気恥ずかしそうに微笑んだ。

「本当に久しぶりだったので、緊張しました。唇が触れるまでが難しかったんです(笑) 本当に躊躇していました。でも何回かNGを出したら、緊張感が消えました。やっぱり経験がものを言うと思います。ハハハ。僕の問題児の演技が自然すぎて、実際にもそうだったんじゃないかという質問を結構受けましたが、僕自身でも驚く時があります。僕の中にこんな問題児の才能があったんじゃないかと思ったりもします」(ジニョン)

B1A4は、今回のアルバムをリリースするまで5ヶ月のオフ期間を持った。メンバーたちはその間、曲の制作はもちろん、やりたかったことをやっていった。サンドゥルはギターを習ったと、面白いエピソードを紹介した。

「オフの間、ギターを習いました。習い事に行ったんですが、院長が僕のことを知らなかったんです。僕も僕の口で言うのも何だったので、無職だと紹介しました。ハハハ。たまにスケジュールがあって遅刻していたのですが、その度に院長に『無職のくせにどうしていつも遅刻するのか』と叱られていました。後になって院長を騙している気がして、B1A4のメンバーだと話したら、ものすごく驚いていました(笑)」(サンドゥル)

共感できる歌詞でファンたちから大いに愛されたB1A4は、今後さらに多くの人たちに自分たちの歌を聞いてもらいたいと話した。目標もやはり、ランキングのような記録ではなく、心を通わせる事だった。

「多くの方に僕たちの歌を聞いてもらって、誰もが好きになってくれたらなと思います。聞く方に共感してもらえるように、僕たちの経験を多く盛り込もうとしています。僕たち同士でも色々と話し合っているように、変わらずファンの前に立ちます。さらに多くの方々と僕たちの音楽を分かち合いたいです」(バロ)

記者 : ファン・ミヒョン