「ホジュン」ナムグン・ミンが可哀想なのはなぜだろうか

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写真=MBC「ホジュン~伝説の心医~」スクリーンショット
ホ・ジュンに隠れたナムグン・ミンの人生が憐憫の情を催している。

7日に韓国で放送されたMBC毎日ドラマ(月~金曜日まで放送されるドラマ)「ホジュン~伝説の心医~」(脚本:チェ・ワンギュ、演出:キム・グンホン、クォン・ソンチャン)第36話では、イェジン(パク・ジニ)のことを心から消すと思い固めるドジ(ナムグン・ミン)の姿が描かれた。

心医として名声の高いユ・ウィテ(ペク・ユンシク)の息子ドジ。手腕家である母のおかげで豊かな環境で育った。しかしホ・ジュン(キム・ジュヒョク)の登場で彼の人生は少しずつ変わり始めた。いつにない劣等感と危機意識を感じるようになったのだ。

特にホ・ジュンに対するユ・ウィテの寵愛が大きくなればなるほど、ドジのプライドは大きく傷ついた。医員の後継者として育てられたドジとしては、水を運ぶなどの雑事をしていたホ・ジュンと比較されるということだけでも耐え難かった。士大夫たちが自身ではなくホ・ジュンを求めれば求めるほど、自身とホ・ジュンを比べる宮女たちのささやきが増えれば増えるほど、彼のジェラシーは怒りに変わった。自分が最高だと思っていた、いつも最高になりたかった悲しみだった。

ドジには恋愛も容易ではなかった。世の中で一番愛している女性イェジン(パク・ジニ)までホ・ジュンに恋心を抱いていたのだ。イェジンとの結婚を反対した母を説得してやっと結婚を許してもらったものの、イェジンは自身のプロポーズを受け入れてくれなかった。結局ドジは「病を患っていた君が、僕には一言も言わずここに駆けつけた理由が分かった。母の許諾を得て子供のように喜びながら走ってきた僕があまりにも愚かだった」と涙を見せ、視聴者を悲しませた 。

内医院に入ることを目指しているドジは、科挙(クァゴ:朝鮮時代に行われた役人の採用試験)を受けたが、父親と御医(オイ:王の主治医)との悪縁でこれさえも容易でない状況だ。名医として有名な父とホ・ジュンという大きなライバルの前で挫折し、傷つき、毒を抱きながら成長しているドジ。クールな坊ちゃんの成長ストーリーが、主人公ホ・ジュンの物語ほど気になる。

記者 : オ・ミニ