“年の差恋愛”トニー・アンが誰かって?…世の中変わったものです

OSEN |

先日、元H.O.T.のトニー・アンとGirl's Day ヘリの交際が発覚し、様々な報道があふれた。彼らがデートをする場所や、過去にSNS上で交わしたやりとり、テレビでトニー・アンと甘いムードを醸し出していた関係のない女性芸能人の実名まで取り上げながら、彼らの交際をにぎやかに祝った。そして、その中で最も視線を引いた記事のタイトルは「トニー・アンは誰?」だった。隔世の感を禁じ得ない。

トニー・アンは、“第1世代アイドル”H.O.T.のメンバーで、以降はソロでも活動し、アイドルグループSM☆SH(スマッシュ)をプロデュースして、後輩たちと共にグループを組んでステージに立ったりもした。またMBC「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」などのバラエティ番組でも活躍し、昨年大人気を博したtvNドラマ「応答せよ1997」に出演し、その時代を代表した。

しかし、最近H.O.T.のメンバーだったカンタは、「応答せよ1997」を見ながらH.O.T.の時代が終わったという剥奪感を抱いたと話した。また、多くのスターたちは“伝説”と呼ばれることにプレッシャーを感じていると言う。今も精力的に活動中の彼らは、“伝説”という光栄な呼称の中に内包される“過ぎ去った”というイメージに、抵抗感を見せることもある。

90年代に登場し、大活躍した人の中には、今なお輝いた全盛期に劣らぬ姿を披露している人も多い。現在KBS 2TV「オフィスの女王」ではキム・ヘスが前面に乗り出してドラマを牽引しており、SBSバラエティ番組「話神(ファシン)-心を支配する者」ではキム・ヒソンが最強の話術で皆を笑わせている。これまでより活発に活動している彼らを、“90年代のスター”という言葉で片付けてしまうのは誤りだ。

最近元godのデニー・アン、元NRGのチョン・ミョンフン、元H.O.T.のイ・ジェウォン、元SECHSKIESのキム・ジェドクらがMBCバラエティ番組「黄金漁場-ラジオスター」に出演し、今なお顕在の話術を披露して人々を爆笑させた。彼らは「ファンたちが子供を連れてくる」といった話をしながら、嬉しそうな笑顔を見せた。

それほど長い時間が経ってもいないようだが、彼らはもう若々しさの代わりに安定感のある姿で後輩たちの手本となり、視聴者やファンには変わった世の中を実感させている。世の中は変わったが、それでもベテランが消えることはない。

記者 : クォン・ジヨン