コン・ヒョジン&チェ・ガンヒ&オム・ジョンファ、スクリーンに帰ってきた“ヒットの女王たち”

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写真=映画「ブーメラン・ファミリー」「ミナ文房具店」「悪魔は誰だ」
花咲く季節がやってきた。一時期、たくましい男たちの汗の匂いで充満していたスクリーンに花の香り漂う春の風が吹いてきた。チェ・ガンヒ、コン・ヒョジン、オム・ジョンファ。“ヒットメーカー”の姉さんたちが帰ってきたのだ。

5月に一番手で映画館へ帰ってくる女優はコン・ヒョジン。映画「ブーメラン・ファミリー」(監督:ソン・ヘソン、制作:インベントストーン)で、恋愛感情が発達しすぎて普通の人にとっては1度でも難しい結婚を2度もし、今度は3度目の結婚を控えている「ブーメラン・ファミリー」の末っ子、オ・ミヨン役を演じた。

MBCドラマ「パスタ~恋が出来るまで~」「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」、映画「ラブフィクション」(監督:チョン・ゲス)など独歩的な個性と魅力で、男女観客から愛されて「コンブリー(コン・ヒョジン+ラブリー)」という愛称で呼ばれるコン・ヒョジンはこれまでの可愛らしいイメージを少し置いておき、悪口やなりふり構わぬ暴力を披露しながら観客の元を訪れる。

長男ハンモ(ユン・ジェムン)、次男インモ(パク・ヘイル)に歯向かう気が強いミヨンは、見ているだけでも笑いを誘う。

コン・ヒョジンに続き、チェ・ガンヒがコミカルのバトンを受け継ぐ。映画「ミナ文房具店」(監督:チョン・イクファン、制作:ビョリビョル)で、かつては優秀な公務員だったが、無理やり問題の多い文房具店を背負うことになった社長ミナをチェ・ガンヒが演じる。
「甘く、殺伐とした恋人」(監督:ソン・ジェゴン)「くだらないロマンス」(監督:キム・ジョンフン)、SBSドラマ「ボスを守れ」、MBCドラマ「7級公務員」などを通して見せてくれた図々しく愉快な姿で、名実共に“ラブコメクイーン”の座に就いたチェ・ガンヒが「ミナ文房具店」で、再び観客の笑いを誘う。

問題多き「ミナ文房具店」を売ろうとするミナと、そんな彼女に立ち向かう小学生の常連、そして同級生ガンホ(ポン・テギュ)とのハプニングに期待が集まる。

最後に“スリラーの女王”オム・ジョンファが映画「悪魔は誰だ」(監督:チョン・グンソプ、制作:ミインピクチャーズ)で雰囲気を一転させる。

オム・ジョンファは「悪魔は誰だ」で15年前に娘の命を奪った“あいつ”のせいで、人生を壊された母ハギョンを演じる。

2010年に公開された「ベストセラー」(監督:イ・ジョンホ)以来、3年ぶりにスリラージャンルに復帰したオム・ジョンファ。今回は、誘拐犯のせいで娘を亡くしたときの切実な母性を表現し、観客の涙を誘う。

韓国でこれまではタフな俳優たちの活躍が目立ったアクション映画がメインとなり、観客の心を鷲づかみにしてきたとしたら、これからは暖かい春を迎え、女優たちの存在感がスクリーンを掌握する予定だ。大勢のたくましい男たちは消え、かぐわしい春の風が吹いてきている。

記者 : チョ・ジヨン