「天命」イ・ドンウク&ソン・ジヒョの出演を再検討…関係者は“驚愕”

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KBS 2TV水木ドラマ「天命」(脚本:チェ・ミンギ、演出:イ・ジンソ)の男女主人公としての出演を予定していた俳優イ・ドンウクと女優ソン・ジヒョについて、全面的に再検討していると報じられ、関係者たちも驚愕している。

21日、某メディアはKBSのイ・ガンヒョン局長の言葉を引用し、「『天命』にイ・ドンウクとソン・ジヒョが出演を確定したという報道があったが、『天命』の主人公は一人も確定していない。キャスティングに変化が生じる可能性もあり、そうでない可能性もある」と報じた。

イ・ドンウクは「天命」の男性主人公であるチェ・ウォン役で、ソン・ジヒョは女性主人公であるダイン役での出演を検討し、最終調整のみを残している状態だった。しかし、主演俳優のキャスティングの状況に変化が生じたことで、制作陣は21日に予定されていた全体台本練習も延期したという。

キャスティングの再検討については、制作会社やイ・ジンソ監督、俳優側など関係者のほとんどが、「記事を読んで初めて知った。どんなことも聞いていなかった」という反応を見せたという。

「天命」の関係者は「現在、助演出及び進行チームに、問い合わせの電話が殺到している。記事を読んで驚いた人々からの電話が殺到し、電話に出ることすらままならない状況だ」と伝えた。

同関係者は「イ・ドンウクとソン・ジヒョが契約前であったことは事実だが、演出者が昨日も撮影場所を探して回るなど、制作に拍車をかけている状況でキャスティングを全面的に再検討するとは常識的に納得できない。検討中という話が間違って伝わったのではないかと思っている」と付け加えた。

これについてイ・ドンウクの所属事務所の関係者は「最初から出演が確定した段階ではなかった。最終段階の調整中だったので、再検討とはその延長線であるのではないかと思う。こちらとしては結果を待っている状態だ」と慎重な姿勢を見せた。

「天命」は24日頃に全体台本練習が予定されていた。来週頭にはテスト撮影(主要俳優中心でカメラ撮影監督や照明監督などがドラマのコンセプトとトーンを決める作業)も控えている。27日には撮影開始が予定されているだけに、キャスティングの確定は急務だ。

「天命」は仁宗(インジョン)毒殺の陰謀に巻き込まれて逃亡者になった内医院医官チェ・ウォンが、難病の娘を救うために繰り広げる死闘を描いた作品だ。娘を助けるための切ない父性愛が描かれる予定で、関係者の間では「朝鮮版『96時間』」「朝鮮版『アジョシ』」とも呼ばれている。韓国で4月に「IRIS 2」の後番組として放送される。

記者 : イ・ウイン