「ゆれながら咲く花」5DOLLS ヒョヨン“高校生の時は携帯もなく、門限は10時だった”

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5DOLLSのヒョヨン(19)が、長い髪をばっさりと切り、再び制服を着た。名前はイ・ガンジュ。男の子のような女子高生。友達のソン・ハギョン(パク・セヨン)しか知らない義理堅いタイプ。KBS 2TVドラマ「ゆれながら咲く花」のイ・ガンジュを演じたヒョヨンに会った。彼女は本来どんな性格なのだろうか?

レンギョウよりも黄色いジャケットを着こなしたヒョヨンが、目を見開いて話した。「普段の私はカンジュと同じ。幼い時はもっとひどかった。学生の時の記憶を思い出して演技した。監督にも『自分らしく演じて』と言われた」

ヒョヨンの目は、光州(クァンジュ)スンイル高校に通っていた時代にさかのぼり、ガンジュではなくヒョヨンの記憶をたどっていた。友達が多かった学生。すべての友達と仲良くなった学生。男の子より女友達がもっと大切だった学生。夢が多かった学生。確かにヒョヨンの記憶だが、光州スンイル高校のヒョヨンとスンリ高校のガンジュは、同じ記憶の中に存在しているように見えた。

「普通に色んな友達と仲良く過ごした。全校1位の子とも本当に仲が良かったし、いわゆる問題児とも親しかった。一緒に勉強する友達、一緒に楽しく遊ぶ友達、また、悩みごと相談をする友達までいて、寂しくなかった。成績はちょうど真ん中ぐらいだったけど、国語は本当に得意だった。男の子にはあまり関心がなく、親しかった男の子も今までにたった一人だけ。男の子よりは女友達と遊ぶ方が楽しかった」

ヒョヨンは、友達に“気分が良くなる女の子”“活発な女の子”と呼ばれたという。「不良学生だったのか」と聞けば、「違う」と話した。そのかわり、「何でそんなことを聞くの?」と問い返された。「友達は、制服を小さくして先生にばれてしまい、怒られ、そうするとまたお金を使わなければならなかった。私は制服を小さくせず、そのまま着たけど綺麗だった」

ヒョヨンの父親は元将校で、双子の娘ヒョヨンとファヨンをとても大切にし、厳しかったという。「光州で高校に通っていた時は、携帯も持っていなかった。父親はわざと買ってくれなかった。門限もあった。夜10時。夜間自律学習(夜間授業)が終わって学校を出ると、バス停で父親が待っていた」

ヒョヨンは、礼儀正しかった。「ゆれながら咲く花」の話をするたびに、「有難い」と話し始め、「有難い」で話を終えた。自分に与えられたチャンスがどれだけ大事なのかを知っており、もっと頑張ろうと努力する姿が見えてきた。おそらく、若くして社会活動を始める娘を心配した父親のおかげだろう。

ヒョヨンの目標は、人々から好感を持たれる人になること。「あの子好き。あの子の作品はすべて見る。あの子の曲がリリースされれば、必ず聞いてみる」この様な話が聞きたいと言った。「ゆれながら咲く花」でその目標の半分を達成したヒョヨンは、今年ガールズグループ5DOLLSとして戻ってくる予定だ。

記者 : イ・スンロク、写真 : ハン・ヒョクスン