互いに癒しあっていた二人が、互いに最も大きな傷を与えてしまった。「となりの美男＜イケメン＞」エンリケ・クム(ユン・シユン)とコ・ドンミ(パク・シネ)のことだ。

28日に韓国で放送されたtvNの月火ドラマ「となりの美男＜イケメン＞」(演出：チョン・ジョンファ、脚本：キム・ウンジョン)第7話では、お互いを傷つけるエンリケ・クムとコ・ドンミの姿が描かれた。

「となりの美男＜イケメン＞」は心に傷を抱え、世の中に心を閉ざしたコ・ドンミと年下のイケメン、エンリケ・クムのハプニング満載の恋愛模様を描いたラブコメディである。この日の放送では、過去の傷で世の中に心を閉ざしたまま生きてきたドンミを外の世界に連れだそうと考えたエンリケが、ドンミの説得に乗り出した。

エンリケはドフィ(パク・スジン)が偽ったドンミの学生時代の話を聞いた。真実を分からない彼はドンミに、ドフィと仲直りした方がいいと不器用なアドバイスをした。

するとドンミは「私の人生からもう出て行ってくれる？」と大きく怒った。続いて「エンリケ・クムの関連検索語が何か知ってる？ エンリケ・でまかせな言葉、エンリケ・超偉そう、エンリケ・講演盗作、エンリケ・プライベートだよ！ 全部殻のような言葉でしょう？ 世の中の皆が知っているように、あなたは偉そうに生きてきたんだ！」と毒舌を浴びせた。

これまでアンチファンの悪質な書き込みにも揺るがなかったエンリケだが、「おばさん」と叫ぶドンミの酷い言葉には目頭を赤くしてしまった。きつい言葉でエンリケを追い出したドンミも傷つき、涙を流した。知らないうちに互いの傷を癒しあったドンミとエンリケは、最も痛い傷を残しながら再び離れてしまった。

パク・シネは切ない表情と眼差しで孤独なコ・ドンミをうまく表現した。ユン・シユンも可愛く振舞う姿と真剣な内面を行き来する熱演を見せた。

「となりの美男＜イケメン＞」は、人気ウェブ漫画「私は毎日彼を覗き見する」が原作だ。現代人の“覗き心理”を愉快で明るく描いた全16話のラブコメディドラマで、パク・シネ、ユン・シユン、キム・ジフン、コ・ギョンピョ、パク・スジン、キム・ユネ、水田航生らが出演している。韓国で毎週月火夜11時から放送中だ。