YGヤン・ヒョンソク代表「きれいなガールズグループ?容姿よりも才能」

OSEN |

YGエンターテインメント(以下YG)が新しいガールズグループを出す。2NE1以来、5年ぶりにヤン・ヒョンソク代表プロデューサーが自ら練習生を選んで教えたアイドルグループの出現だ。ヤン代表はこれまでのインタビューで、新しいガールズグループの容姿について何回か考えを述べたことがある。メンバー全員がとてもきれいで、契約後には整形は禁止だという内容だ。その美の基準とは何だろうか。

まず、新しいガールズグループの最初のメンバーとして公開されたキム・ジスの人物写真に対する反応は熱い。昨年、清楚な姿のモノクロの上半身写真を公開した彼女は、今回はヒップホップガールへの変身とすっぴん写真を相次いで公開した。連続変身する3枚の写真の共通点は1つだ。その主人公の容姿が誰もが認めるほど優れていることだ。

新しいガールズグループの出発点は、YGのルーツとも言えるヒップホップから探すことができる。ヤン代表は、ある日突然「きれいなガールズグループが本格的なヒップホップをかっこ良くこなせばどうだろう」と思いつき、そこからモチーフを取ってきたという。千篇一律のアイドルの時代は終わりかけていると強調する彼が、新しいガールズグループを作るようになった動機だ。

人々は、その後彼の話の中の“きれい”に注目した。YG流の少女時代という表現まで出てきた。整形も禁止するなんて、一体どれだけきれいであればメンバーになれるのか、好奇心が高まった。しかし、これはヤン代表が普段持っている歌手たちの美の基準を知らない人々の話だ。彼が評価する美の第1基準は、顔ではなく才能から出発するためだ。

19日YGブログで化粧をほとんどしていないキム・ジスのすっぴん写真を突然紹介したのも、そこから背景を探すことができる。飾った美貌ではなく、その内面の生まれ持った才能や美しさを見てほしいという気持ちが写真の中に盛り込まれているようだ。また、YGと契約した後は“整形不可”という条項をつけたのも、これ以上容姿にこだわるよりは、音楽の実力を持って勝負しろというヤン代表の注文ではないだろうか。

実際にヤン代表は、以前記者とのインタビューで「才能があって一生懸命に努力する歌手を見ると本当にきれいだ。それぞれ個性がはっきりしている時はなおさらだ。2NE1も本当にきれいじゃないか。才能が伴わない歌手や練習生は、最初は美人だと感嘆しても、何回か見ると嫌になる場合がほとんどだ」と述べた。ガールズグループに対する美人観が伺えるところだ。

SBS「K-POPスター2」の審査を務めている彼は、また先日記者との電話取材で「楽童ミュージシャンを見ると、かわいくて自ずと褒めるようになる。あの歳でどうしてあんなに素晴らしい曲が作れて歌えるのか不思議だ」と感嘆を隠せなかった。ヤン代表がどんな部分でミュージシャンに惚れるのかが分かる。

YG側も、キム・ジスに続く次のメンバーを公開する前に、これまでの“きれいなガールズグループ”とはカラーが違うだろうとはっきりと述べた。ある関係者は「練習生を選ぶ時ならともかく、YGと契約してデビューする段階でヤン代表がもっとも重視するのは音楽だ。新しいガールズグループのメンバー構成においても候補練習生たちのトレーニングの過程で大きな変化があったと聞いている」と述べた。

また、他の関係者は「最近のガールズグループのセクシーなコンセプトとは次元の違うガールズグループになると思う。容姿で話題になっているが、音楽が先だというYGの価値観はそのまま反映されるだろう」と話す。新しいガールズグループプロモーションにおいて異例とも言える今回のキム・ジスのすっぴん写真公開もこのような脈絡から読むことができる。

現在、キム・ジスに続いて公開されるYGの新しいガールズグループの予備候補としてはMnet「SUPER STAR K2」のキム・ウンビ、「SUPER STAR K3」のユナ・キム、シン・ミナと似たキム・ジェニ、優れたダンス実力のハーフのメンバーなどが取り上げられている。彼女らもそれぞれ独特の魅力や容姿を持っているが、その前に優れた歌やダンス、作曲の実力を備えているというのがYG側の説明だ。結局、歌手の生命は“何より音楽的な才能”にあるというのがヤン代表とYGの本質であり、このような天性は変わらないというのは明らかだ。

記者 : ソン・ナムウォン