「ドラマの帝王」プロとアマチュアの間で ― Best or Worst

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ストーリー

ソン・ミナ(オ・ジウン)が「京城(キョンソン)の朝」に合流することになり、アンソニー・キム(キム・ミョンミン)が組んだドラマチームがようやくスタートを果たした。しかし、それを待っていたかのように「京城の朝」チーム内に様々な対立が相次いで起こった。ソン・ミナが自分の出演量が少ないとイ・ゴウン(チョン・リョウォン)に台本の修正を要求したのである。そのためイ・ゴウンがアンソニー・キムのアドバイスを受け入れて台本を修正したが、今度はカン・ヒョンミン(SUPER JUNIOR シウォン)が不満を爆発させ予期せぬ行動を起こした。しかし本当の危機は、投資を行ってくれたワタナベグループの新しい総帥ケンジ(チャン・ヒョンソン)がアンソニー・キムに送った契約取消の通知だった。

Best or Worst

Best:「ドラマの帝王」の弱点は明らかである。毎回、帝国エンターテインメントの陰謀とそれを解決するアンソニー・キムの奮闘が機械的に繰り返されるということがその代表だ。しかし、昨日の放送ではこのような短所よりも長所が目立った。これは対立の動力を「京城の朝」チームと帝国エンターテインメントの対決から「京城の朝」チームの内部へ移すことができた結果だ。ずるいと思うかもしれないが、台本の修正を強要できるほどの力を持つ女優と、彼女に立ち向かう新人脚本家の対決は、結果が決まっているアンソニー・キムとオ・ジンワン(チョン・マンシク)とのつまらない対決より生々しく興味を引き付ける。ソン・ミナとイ・ゴウンのこのような行動は、女優と脚本家の立場から、それぞれがそうするしかない理由によって説明される。彼女たちの対立の解決自体に単なる偶然や個人的な感情ではなく、納得できる理由が必要だったため、視聴者は解決の過程を興味を持って見守ることができたのである。だからソン・ミナと何度もぶつかった末に、「プロもアマチュアもみんな過ちを犯す。その時、アマチュアはそれを世の中のせいにするが、プロは心に余裕を持って自分を振り返る」というアンソニー・キムの言葉を聞いて、ソン・ミナのためではなく自分の作品のために台本を修正することができたイ・ゴウンの成長に集中することができたのだ。「ドラマの帝王」は、再び始まった帝国エンターテインメントの妨害のように、これからもまた意味のない対決を繰り返すという過ちを犯すだろう。それでも「ドラマの帝王」にアマチュアよりもプロに近いクオリティを見せてくれることを期待するのは、こういった瞬間があるからなのだ。

仲間たちとおしゃべりするポイント

― イ・ゴウンにいつも意地悪ばかりするけど、それが全部彼女のためだって知ってます。ツンデレアンソニー代表さん。
― チャン・ヒョンソンさんが出てきてすぐに感じました。事件が起こりそうな不吉な予感を……。
― 「京城の朝」は一体いつ始まるのだろう。撮影に入ったら「ドラマの帝王」が終わるのでは?

記者 : ハン・ヨウル