“盗作騒動”パク・ジニョン「意図的にコピーすることは自殺行為」と弁論

OSEN |

盗作問題で裁判所に出席したパク・ジニョンが、「意図的に韓国の作曲家の楽曲をコピーすることは自殺行為だが、どうしてそんなことができるのだろうか」と1審宣告に対し弁論を述べた。

7日午後4時20分、ソウル高等裁判所の西館304号では作曲家のキム・シンイルがパク・ジニョンを相手に起こした損害賠償請求訴訟の公判が開かれた。

この日、サングラスとスーツ姿で裁判所に入ったパク・ジニョンは「キム・シンイル作曲家と喜ばしくないことで会うことになり気分が良くない。実は、今とても辛い」と弁論を始めた。

彼は「韓国の作曲家の曲を意図的にコピーすることは自殺行為だ。自転車を盗むと仮定したとき、同じ村の人のものを盗むだろうか。どうせ村で乗って通ればすぐにばれてしまう。そのような自殺行為を私がする理由があるのだろうか」と盗作について強く否定した。

彼は「私が作った曲『Someday』はKBSドラマのOSTに使われたし、歌手のIU(アイユー)が歌った。このような事態を防ぐためにJYPエンターテインメントはもちろん、KBS音楽チームとIUの事務所でも似たような歌があったのか専門家を通じて調査した。だが、3つの会社の全てがキム・シンイル氏の『私の彼氏に』を見つけることができなかった」と明かした。

パク・ジニョンは「申し訳ない話だが『私の彼氏に』は有名な楽曲ではない。音声と拍子をいくつか変えれば別の曲が誕生する。しかし、私がこういった危険を甘受しながら盗作したのだろうか。現存する1000万余曲の中でたった2小節が類似しているのはあり得ることだ」と話した。

引き続き「キム・シンイル氏は『私の彼氏に』がジャズ和声で盗作でなければ書けなかった曲だと言ったが、私はすでに同じ和声の曲を作ったことがある。私が今回のことで、以前作曲した曲の中で似た曲があるのかどうか探すため、全て聞いてみた。500余曲を全部聞いてみると、同じ和声を使ったものがあった。さらにそのうちの3曲は、キム・シンイル氏の『私の彼氏に』より先に作られた楽曲だった」と説明した。

これに対し公判に参加したキム・シンイルは、「盗作の疑惑は私自身が探したものではなく、ネットユーザーが情報を提供してくれたものだ。ネットユーザーも知っていることを3つの会社が探せなかったというのは話にならない」と反論した。

パク・ジニョンとキム・シンイルの盗作に関する裁判は再度行われる予定だ。原告のキム・シンイルは盗作を立証する動画の確認を要請し、パク・ジニョンもこれに弁論する機会を要求した。次の裁判日は来月12日午後5時となっている。

これに先立ちキム・シンイルは、昨年7月パク・ジニョンを相手に損害賠償を請求する訴訟を起こした。彼は、パク・ジニョンが作曲したKBS2 TVドラマ「ドリームハイ」のOSTに収録されている「Someday」が、自身が2005年に作曲した歌手Ashの2ndアルバムの収録曲「私の彼氏に」を盗作したと主張した。

これに対し裁判所は、2月にあった1審の裁判でキム・シンイルが提起した1億1000万ウォン相当の損害賠償請求額のうち約2167万ウォン(約160万円)を認めた。その後パク・ジニョンは判決に不服を申し立て、控訴状を提出した。

記者 : ファン・ミヒョン