Monday Kiz「悲しいバラードを歌うグループという枠を破りたかった」

OhmyStar |


「Healing Activity」でターニングポイントを迎えるMonday Kiz

ちょうど1年ぶりだ。「これまで何をしていたか」と質問すると、真っ先にコンサートの話題が出た。韓国と日本を往き来しながら活動していたMonday Kiz(イ・ジンソン、ハン・スンヒ、イム・ハンビョル)は、8月末から10日間、リレーコンサートを開催した。「今はステージの上で表情を見るだけで心が通じる」と打ち明けた3人は、「体力的に耐えられるか心配したが、これからはもっと長くてもいい気がした」と自信を表した。

ニューアルバムのタイトルは「Healing Activity」。19禁指定を受けた先行公開曲「うちのミョンスが変わりました」、イントロ、アウトロを除いた4曲は、これまで人々が思っていたMonday Kizの限界を果敢に越えている。ハン・スンヒは「Monday Kizというと、悲しいバラードを歌うグループというイメージが強いが、その枠を破りたかった」と話し、「固定されないMonday Kizの色を見せようと努力した」と説明した。

「これまでは一貫して恋物語がテーマだったが、今回は曲ごとにテーマがある。非常にユニークな特色のあるトラックであり、末っ子のハンビョルはラップにも参加した。ラップメイキングもした。元々ラップのない曲だったが、ラップが入ることによって、クロスオーバーされた感じもある。ジャンルをガラリと変えたのではないが、変化が感じられる」(イ・ジンソン)

人々には目新しく感じられるはずだが、実は、主にダンスミュージックをしていたイム・ハンビョルは、中学生のときから地道にラップの歌詞を書いてきた。最初は「お前がラップか」という言葉を聞くのではと心配したが、今は「僕だって頑張れば認められる」と自信を持つようになった。「作られた役割だったら時間が長くかかるはずだが、自然に前後が合ったので、今後とも継続しようと思っている」というのがイム・ハンビョルの説明だ。

2年5ヶ月前、今のメンバー構成になったMonday Kizは「再結成はよい決定だった」と言われたいという。「中間評価をしてほしい」という記者の注文に対して、イ・ジンソンは「内部的に90%はうまくいっていると思う。ただ、客観的に見るとまだ分からない」と答えた。ただこれまではちょっと似合わない服を着ていたような感じだとすれば、今回のアルバムでは、自分の色を探して意味が増したという。「Healing Activity」はMonday Kizにとって、一種のターニングポイントのようだ。

「アルバムが無条件でうまくいくべきだというよりは、以前のように世間からMonday Kizに対して期待されたい。これまでリリースしていつも1位になったわけではないが、人々からたくさんの期待を受けた。『このグループの音楽はただもんじゃない。本当に素敵だ』と言われたい。どんなにアイドル音楽が主流だとしても、よく出来上がったアルバムはうまくいっていた。真心が大事だと思う。時間が経って再び聞いても良い音楽を歌うのが、結局のところ合っているようだ」(イ・ジンソン)

「期待できる音楽をする男でいたい。『果たしてどんな音楽を出したのだろう』という期待を受けると、作るときにも力を得て、『こんな試みはどうかな』という思いも浮かぶ。今後とも多様かつ良い音楽を披露したい」(イム・ハンビョル)

記者 : イ・オンヒョク