キム・ギドク監督「ベネチアで受賞したら国歌を歌う」

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キム・ギドク監督が、ベネチア映画祭コンペティション部門へ招待された感想を述べた。

キム・ギドク監督は、29日午前、ソウル東大門(トンデムン)メガボックスで開かれた、第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に進出した「嘆きのピエタ」の記者懇談会で、「ベネチア映画祭に招待され光栄だ」と述べた。

続いて「今回の作品をきっかけに多くの韓国映画が海外から注目され関心を受けて欲しい。今回のベネチア映画祭もこれまでの海外映画祭のように一つの経験になるだけで、受賞に大きな欲はない」と話した。

キム・ギドク監督は「もしこの作品が良い結果を出すなら光栄であるだろうが、現代映画の流れと呼吸が見られるだけでも十分に嬉しい。受賞は私が映画を作る環境の発展を意味するので、賞をくれるなら断りはしない」と付け加えた。

また「もし『嘆きのピエタ』で私が受賞するなら、胸に手をのせて国歌の1節を歌う」と公約し、視線を引いた。

彼は受賞に対する公約について「個人的に私は大いに受賞してきたと思うし、ここにいるチョ・ミンスさんとイ・ジョンジンさんが非常に良い演技をしてくれたので、彼らが受賞するなら私が受賞したような気がするだろう」と伝えた。

映画「嘆きのピエタ」はキム・ギドク監督の18番目の演出作で、韓国映画としては2005年パク・チャヌク監督の「親切なクムジャさん」以降7年ぶりにベネチア映画祭のコンペティション部門に招待された。

キム・ギドク監督とチョ・ミンス、イ・ジョンジンは9月3日イタリアのベネチアに向かい、4日午後(現地時刻)ベネチアで開かれるワールド・プレミア及びレッドカーペットイベントに参加する。同映画は、韓国で9月6日公開される。

記者 : チェ・ヨンミン 写真 : チェ・ヨンミン