「SUPER STAR K4」“まもなく”の強烈な一発 ― Best or Worst

10asia |


ストーリー

「SUPER STAR K4」が「始めた人が終わらせる」というオーディション番組の元祖であることを自ら任ずるスローガンを揚げて帰ってきた。イ・スンチョル(RUI)がほぼ全地域の予選に参加して、この番組の代表者としての役割を果たし、PSY(サイ)は放送できないほどひどい毒舌を言って、シーズン3のユン・ジョンシンの空席を埋めた。放送前から話題になった元国会議員カン・ヨンソクと歌手ジョエンは来週に出演する予定である。

Best or Worst

Worst:「SUPER STAR K4」はこのシリーズだけでなく歴代すべてのオーディション番組の中でも、一番多い人々が挑戦して、そのスケールがさらに大きくなった。何より放送前半、「個人の事情だけで歌手になる時代は終わったんです」といったイ・スンチョルのコメントは、個人の事情やストーリーより実力そのものに集中するという「SUPER STAR K4」ならではのプライドのように思えた。しかし、蓋を開けてみると、そこには歌より長い事情、話題性を狙ったのが目に見える出演者のバックグラウンドの紹介、悪魔のいたずらのように思える編集だけがあった。「SUPER STAR K4」は1回目の放送でできるだけたくさんのストーリーを消化するように、話題になりそうな出演者たちをバランスよく配置した。独特な経歴の持ち主や“スーパーウィーク(合宿形式の最終予選)”で注目できるような実力を持つ出演者、感動的な事情を持つ挑戦者が交替に出る間、予選の場所は“ソウル、大田(テジョン)、大邱(テグ)、釜山(プサン)回り”を繰り返しながら絶えずに変わった。審査委員たちが登場する方法や出演者の事情を紹介する方法が、両方ともより大きな笑いを誘おうとするバラエティ番組に近くなったこんな状況で、出演陣たちの本気が視聴者たちにちゃんと届くのは難しい。そのため、数多くの挑戦者たちの一言をまとめた“夢に向かった挑戦”という告白が、より虚しく感じられた。何よりカン・ヨンソクとジョエンの出演直前の状況だけを繰り返しながら見せた末、結局、彼らの出番を“まもなく”1週間後に延期したのは、それまで登場した出演者たちの事情や歌をすべて忘させるほど強烈な一発だった。その一発がクールな攻撃にならず、視聴者たちを期待を大いに裏切ったという事実が問題ではあるが。

仲間たちとおしゃべりするポイント

― 韓国国民の9人のうち1人が「SUPER STAR K」のオーディションを受けた経験があるらしいですが、周りに挑戦者がたった一人もいないのは私だけですか?
― 話題の出演者が1人ずつ登場する度に、ポータルサイトの関連検索語が見えるのは私だけですか?
― ジョエンがソヨン、DANA、ハヌルと一緒に“第2のBOAたち”という名前で登場したら、“スーパーパス”も惜しくないと思うのは私だけですか?

記者 : ユン・イナ(テレビ評論家)、翻訳 : ナ・ウンジョン