「海雲台の恋人たち」キム・ガンウはどうしたら女性視聴者を虜にできるのか

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写真=KBS

KBS新月火ドラマ「海雲台の恋人たち」夜9時55分(脚本:ファン・ウンギョン、演出:ソン・ヒョヌク、パク・ジンソク)
韓国最高の法務法人の代表弁護士の末息子イ・テソン(キム・ガンウ)は新婚旅行も延期して、犯人を捕まえに行くほど“仕事に対する姿勢が徹底した”検事だ。イ・テソンは犯人を追いかけているうちに、コ・ソラ(チョ・ヨジョン)を犯人の恋人と勘違いし、コ・ソラがいる釜山(プサン)兄弟水産に“活きサバの達人”を装いおとり捜査をする。ある日、イ・テソンは事故で記憶を失い、元ヤクザのコ・ジュンシク(イム・ハリョン)の娘、コ・ソラと恋に落ちる。再び記憶を取り戻したイ・テソンは完璧な条件を備えた検事としてソウルに戻るのか、愛するコ・ソラがいる釜山に残り元ヤクザの家族になるのかを悩む。

キム・ガンウ、イ・ソンギュン&イ・ミンホから女性視聴者を奪えるのか?

MBCドラマ「ゴールデンタイム」は憎むことのできないイ・ソンギュンと白衣の天使イ・ソンミンで既にリモコンを独占しており、8月13日に初放送されるSBS月火ドラマ「シンイ-信義-」にはKBSドラマ「花より男子~Boys Over Flowers」とSBSドラマ「シティーハンター in Seoul」で女心を掴んだイ・ミンホが武士として出演する。このような状況で、キム・ガンウは生まれて初めてラブコメディものの男性主人公として、女性視聴者の心を掴まなければならない。彼は「イ・テソンは脚本家の方が普段の僕を観察していたかのように本来の自分の姿に近い」として“実際でも末っ子として育ったので活発な”普段の姿を見せる予定である。ファン・ウンギョン脚本家も今回のドラマのキム・ガンウを見て、「こんなガンウは初めてだわ!」と叫んだということは、今まで私たちが見られなかった普段のキム・ガンウの姿を見るチャンスであることは間違いない。そして彼は記憶を失った後の“活きサバの達人”イ・テソンの姿だけではなく、記憶を失う前の検事の姿も魅力的に描かなければならない。それでこそ記憶が戻ってきたイ・テソンが悩むとき、視聴者も“どのイ・テソンがよりカッコいいのか”を一緒に悩むことができるはずだ。


Davichi カン・ミンギョンの二度目の演技挑戦…今回は大丈夫?

2010年に初めて演技に挑戦したSBS「笑ってお母さん」での演技力が問題となったカン・ミンギョンは、これを意識したのか制作発表会で「もう足演技(演技がぎこちなく、演技力がひどいこと)しない」と何度も繰り返して強調した。ファン・ウンギョン脚本家は「この作品に演技が下手な俳優はキャスティングしなかった」と言い、キム・ヘウンも「自信があるから構わず自ら“足演技”のことを話している」と言い、カン・ミンギョンの演技が少なくとも前作より良いということが予想される。ホテルの後継者であるチェ・ジュンヒョク(チョン・ソグォン)を誘惑して、コ・ソラに嫉妬するファン・ジュヒは、生活密着型というよりは劇的なキャラクターに近い。カン・ミンギョンは向上した演技力でチェ・ジュンヒョクと視聴者、両方の心を掴むことができるだろうか。


「海雲台の恋人たち」は釜山で何を見せてくれるのだろうか?

「ゴールデンタイム」、tvN「応答せよ1997」など、釜山を舞台にしたドラマが一気に放映されている。「海雲台の恋人たち」は記憶を失った“活きサバの達人”のイ・テソンの空間が必要だったため、釜山を選択した。“面白くて気軽に視聴できる”ドラマを指向する「海雲台の恋人たち」は、テレビの避暑地である釜山の観光ガイド役を自任している。そういった面で社稷(サジク)野球場、釜山の海と水産市場など、観光客が頻繁に訪れる場所を披露する予定である。キム・ヘウンは「歴代のドラマの中で、エキストラの露出シーンが一番多かった」と述べ、ビキニ姿の女性たちが並んでいる海雲台のシーンを印象深い場面として選んだ。そしてチョ・ヨジョンは「釜山の太陽の光に火傷する直前だった」と述べ、キム・ガンウは「新鮮なサバの活魚に頬をパチパチと平手打ちされた」と言った。このように観光するときに一番大変な部分を俳優たちが引き受けているので、視聴者たちは目だけを使って釜山の観光をすれば良いだろう。


見守っておきたいポイント

―昨年に続きホテルの後継者から愛されるチョ・ヨジョン。その秘訣が何なのか分かるような気がするが、絶対に利用できないようなこの悲しい感じは何でしょう。
―ヤクザだったが、頭をケガして7才の知能を持つようになったイム・ハリョン、彼とMBCドラマ「ありがとうございます」で認知症になったミスターリーを演じたシン・グのうち、どちらの方が透き通った魂の持ち主なのか比較してみましょう。
―T-ARAのソヨン、Davichiのカン・ミンギョン、SeeYaのメンバーだったナム・ギュリが出演するとは。コアコンテンツメディア所属の芸能人と退社した芸能人が出演するこのドラマをキム・グァンス代表はどのように見るだろうか。

記者 : イ・ジイェ(インターン記者)、翻訳 : チェ・ユンジョン