「私は王である!」チュ・ジフン“情熱を燃やし尽くした”

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俳優チュ・ジフンが、除隊後3年ぶりに映画「私は王である!」に帰ってきた。

チュ・ジフンは、8月8日に公開される映画「私は王である!」の奴婢(奴隷階級の男女)のトクチル役と皇太子忠寧(チュンニョン)役の一人二役を演じている。チュ・ジフンは、撮影ごとに異なる扮装と姿を披露し、3日間で15回も衣装とメイクを変えるなどの作業を着実にこなし、先輩俳優から感嘆の声が上がったほどだという。

それくらいこの映画の撮影は、大変な苦労があった。足を負傷して縫合はしたが、その後病院に通えず、山の頂上で自ら抜糸した。

チュ・ジフンは「撮影シーンが多かったのと、野山を走り回っていたらそうなってしまいした。通常映画2本分の撮影期間で撮影が行われ、131シーンの内、120シーンが使用されました。情熱を燃やし尽くしました」と話した。

チュ・ジフンのこの映画への意気込みは、撮影前と大きく変わらなかった。現場で情熱を燃やし尽くしたチュ・ジフンは、点滴を打ち風邪と戦いながら映画のプロモーション活動を行った。

だが、ゆっくり風邪も引いていられないのは確かだ。映画の試写会前にも関わらず続々と“映画の完成度が高い”と評価され、久々のスクリーン復帰作に同僚俳優からも称賛が相次いでいる。

彼は「映画の完成度が高いと言われれば言われるほど不安になる。もう撮影は終わっているのに周りの期待度が高すぎるように思える」と冗談交じりに語った。

チュ・ジフンは「この作品では、アクションよりリアクションが多かった。アクションを与える人がいるからリアクションができるのですが、共演者はものすごく実力のある人たちで僕はついて行っただけです」と謙遜した。

チュ・ジフンは、誰よりも素直な性格の持ち主だ。チュ・ジフンは、2009年に覚せい剤使用疑惑で書類送検され、その後、事実を認めた。

これについてチュ・ジフンは、「嘘はつきたくなかった」と語っている。陰性反応が出た状況で認めたくないという気持ちもあったであろう。だが彼は「様々な岐路に立つことになりますが、それではいけないと思いました」と自身の過ちを認めた。

「僕が犯した過ちは、当然それは受け止めなければならないこと。過ちを犯したのであれば罰を受け、反省しながら生きて行かなければならないと思いました」と付け加えた。

チュ・ジフンは、これまでのブランクを打ち破り3年ぶりにスクリーンに復帰する。それに続き5年ぶりのドラマ出演も控えている。チュ・ジフンは、SBS週末ドラマ「蒼のピアニスト」で家庭環境に恵まれなかった天才ピアニスト役を演じ、今後映画やドラマで大活躍する予定だ。

記者 : キム・ミリ