「赤道の男」新たに注目されている4人の俳優

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写真=KBS 2TV「赤道の男」スクリーンショット
KBS 2TV水木ドラマ「赤道の男」(脚本:キム・インヨン、演出:キム・ヨンス、ハン・サンウ)の成功の秘訣は、しっかりとしたストーリー構成と、自分の役割を200%演じきった俳優たちの演技力だった。


オム・テウン―“優しいオムさん”で忘れていた“カリスマオムさん”の帰還

「赤道の男」は、バラエティで優しそうな姿を見せてくれたオム・テウンの本業が俳優であることを再確認させてくれたドラマだ。ドラマ「復活」「魔王」などで突出した演技を披露し、“カリスマオム”と高く評価された彼は、今回久しぶりにテレビドラマで視聴者を虜にした。

同ドラマで目が見えないキム・ソヌ役を演じた彼は、例を見ない“瞳孔演技”が絶賛された。復讐の化身となり披露した演技では、復讐される相手はもちろん、視聴者の肝までを冷やした。毎回オム・テウンの抜群の演技に感嘆する視聴者の声が続出した。

ZE:A シワン―演技派アイドルに生まれ変わった青年

出世に対して大きな欲を持っているイ・ジャンイル役を演じたZE:Aのシワンは、少ない演技経験が信じられないほど素晴らしい演技を見せてくれた。デビュー作、そして出世作にもなったMBC「太陽を抱く月」で美少年ホ・ヨム役を演じ視聴者の視線を虜にした彼は、「赤道の男」では抜群の演技力で視聴者の心までも虜にした。

シワンは美少年の顔の裏に隠されている醜さを、怖いくらいに上手く表現した。彼が演じるイ・ジャンイルからはホ・ヨムの面影は見えなかった。徹底してイ・ジャンイルとなったシワンは、善の裏に悪を隠した人間の間違った欲望を表現した。

イ・ジュニョク―エリート専門という俳優のイメージを壊す

代表作「怪しい三兄弟」「シティーハンター in Seoul」で警察や検事などエリートのキャラクターを演じ、正義感溢れる姿を見せてくれたイ・ジュニョク。イ・ジャンイルはイ・ジュニョクが持っている“エリート専門俳優”のイメージを破ったキャラクターである。

最初はオム・テウンの活躍であまり目立たなかったイ・ジュニョクだが、復讐のためにソヌが戻ってきた第9話からその演技力を発揮し始めた。オム・テウンとの心理戦でも負けなかった。頭、目、口、手、足など身体全体を活用した彼の演技には“身体演技の達人”という称賛の声が相次いだ。

イム・ジョンウン―見た目だけでなく演技力も“第2のシム・ウナ”

デビュー当時から「赤道の男」に出演するまで、女優イム・ジョンウンは“第2のシム・ウナ”と形容されることがあったが、「赤道の男」でイム・ジョンウンは見た目だけでなく、演技力まで“第2のシム・ウナ”であることを堂々と証明した。

イム・ジョンウンの演技力が輝き始めたのは、チェ・スミがイ・ジャンイルを大胆に脅し始めた時からである。特にソヌを裏切るスミの姿が描かれた第14話の取調室のシーンでは抜群の演技力を発揮し、高く評価された。また、イ・ジャンイルに対する、他の人には到底理解できない欲望も難なく表現した。

記者 : イ・ウイン