IU、女性ソロの日本デビューはBoA以来…成績は?

OSEN |

歌手IU(アイユー)の日本デビューから1週間が過ぎた。韓国でのIUブームが一気に日本まで広がることは難しいが、なかなか良いスタートを切っている。

IUは3月21日、「良い日」の日本語版が収録されたシングル「Good Day」を発売、1週間で約2万1000枚を売り上げた。これによってIUは、オリコン週間ランキング6位に入り、快調なスタートを見せた。IUのデビュー成績は、他の韓流スターと比較すると大きな成果を上げたとは言えないが、女性ソロとしての将来は明るいという好評を受けている。

IUの所属事務所は、この成績に対して「社内では最初から大きな成果は期待していなかった。韓国での人気に比べると、いまいち振るわなかったのではないかと考える人もいるが、ランキングや数値は気にしていない」と説明した。

この説明通り、IUはこれまでのK-POPスターの日本デビュー事例とはやや異なる歩みだ。日本にデビューした女性ソロアーティストとしてはBoA以来であると同時に“音楽性”を前面に出す歌手であるためだ。このようなコンセプトにも関わらず、オリコンランキング6位を記録できたことは、極めて大きな成果と言える。

所属事務所は「最近は韓国のミュージシャンが日本のオリコンランキングで良い成績を出していて、ランキングに入ることが当たり前のように言われているが、実はオリコンTOP10に入るのはとても難しいことだ。日本の事務所からも、快調なスタートだと好評を受けている。音楽性をアピールしてIUをもっと広い世界の舞台へ羽ばたかせることが目標なので、事務所としては段階を踏んでアプローチする予定だ」と話した。

日本活動前に多様なプロモーションを行い認知度を上げる方法が一般的だが、IUは1月に開催した日本でのミニコンサートの他には、あまりプロモーション活動をしていない。音楽性を中心にして、IUだけの魅力でアピールしたいという覚悟からだ。IUは来月から本格的に活動を展開し、日本のファンと交流する予定だ。

IUは、日本の札幌、名古屋、大阪、東京、福岡の5都市でシングルCD購入者へのイベントを行う。IUの愛らしく素直な魅力から、人々の関心はさらに高まると予想される。

所属事務所は「他のアーティストは大型のステージでコンサートの形で披露するのが一般的だが、IUは、クラシックホールでオーケストラと共演してライブを披露した。そのおかげでIUの音楽に関心を持つ人々が増えた」と伝えた。

また「IUの歌だけでなく、IUのスタイルも日本でかなり注目されている。男性ファンが多いと予想していたが、IUのファンは10代の女子高生が多かった。IUに向かってオンニ(女性が年上の女性に対して使う呼称)と呼び、可愛くてハツラツとしたIUに憧れを抱いている」と付け加えた。

記者 : ファン・ミヒョン