【Dr.アル】一体“T.O.P神様”は私に何をしたのでしょう

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好きだというレベルを超えて“アリ”(恋の病で寝込むような)の境地になる時がある。見ないと死にそうで見ていると会いたくなる、今日もどこかで苦しんでいる全国に数多くいる“アリ”患者のための「10asia」の相談コーナー「Dr.アル」。

今回の悩ましい“アリ”の対象は、「ALIVE」で見事な復活を遂げたBIGBANGのT.O.P。独特のブルーのヘアスタイルで、ファンを魅了し続けるT.O.Pへの病の処方箋は!?


QUESTION

BIGBANGのT.O.Pがステージに登場する瞬間、冬が去って春が訪れました。「FANTASTIC BABY」で他のメンバーたちのソロパートの時は楽しく一緒に歌って踊ったのに、T.O.Pがステージの真ん中に出て「ブムシャカラカ ブムシャカラカ」と呪文を唱える瞬間、ボーッとしました。全身が魔法にかけられたように身動き出来なくなってしまったのです。まるでコンピュータにラグが起こったかのように、一日中「ブムシャカラカ ブムシャカラカ」と叫んでいます。一体“T.O.P神様”は私に何をしたのでしょう。(ソウル/人妻のユンさん)


Dr.アルの処方箋

目を閉じてよく考えてみてください。T.O.Pが「BLUE」で「心臓が止まったみたい/戦争が終わってそこで凍りついた君と僕」と言う時、どうですか? 本当に患者さんの心臓が止まったようで、戦争が終わったところに患者さんとT.O.Pだけ生き残って欲しいですよね? また、「BAD BOY」で「君が愛する僕は/Sorry I'm a bad boy」と告白する時はどうですか?「悪い男でも、良い男でもどうでもいい、本当にすまないと思うなら、ただ私のそばにいてください」と思うのではありませんか? 時にはT.O.Pの声に頷いて、時にはT.O.Pの声に膝を突くことになりますね。誰かが言いました。T.O.Pはラップをするのではなくて、説得をしているのだと。限りなく地下のトンネルを掘るような声で一文字ずつ力を入れて吐き出すから、歯が立たないですよね。だから、何の意味かも分からない「ブムシャカラカ」を叫んでも、多くの方々が恐慌状態に陥ってしまうのです。イケメンで、ミント色に髪の毛を染め、傲慢な表情でゆっくりと骨盤を動かすT.O.Pですから。

もちろん、T.O.Pはわざわざ低い声でラップをして、セクシーなダンスを踊らなくても、そのままで全く余分なところがない完全体です。すっきりした顎のラインに切られそうで、アイラインを太く描かなくても十分深く見える両目に引き込まれそうで、何気なくカメラを指す指だけ見つめてしまうでしょう。ドラマでも同じでした。KBS「アイ・アム・セム~I am Sam~」のムシンは100の言葉よりも1小節のラップでお姉さんたちを眠れなくさせ、「アイリス」の殺し屋ビックは両目から強烈なレーザーを放ちながら銃で狙いをつける横顔だけでも、いや、画面に映ること自体だけでもありがたい存在でしたね。こんなにカッコいいだけだと思っていたT.O.Pがバラエティ番組に出て、V.Iと“ヤン社長”、JKキム・ドンウクと俳優ユン・ムンシクまで行き来するから、これ以上抜け出す出口がありません。だから、正直に申し上げます。実は、これくらい完璧な男だったら、ただ文句なしに患えるんじゃないですか? これはT.O.Pと同じ空の下で暮らしている女性としての幸せな義務であり、贅沢な権利です。


Dr.アルのポイント:“T.O.Pは生きている!”

指が生きている
T.O.Pの指には磁石でも装着されているのだろうか。それとも、蜂蜜を塗っておいたのだろうか。激しいダンスを踊るのも、精一杯の声で歌う訳でもなく、ただ「Lie」のステージで指をそっと回すだけなのに、その2本の指に引き込まれそうだ。

rhyme(ライム)が生きている
MBC「1万ウォンの幸せ」に出演したT.O.Pは、自分を「合宿所でラップを担当しているT.O.P」と紹介し、フリースタイルのラップを披露した。「君たちが何と言っても俺の声はきれい/俺が今ラップしているスタイルは本当のラッパー/君たちが俺を見て言うのは、あんたは本当にムダ/俺はつまり君らの真のヘルパー」誰がこんなに可愛く赤いパーカーを被って、キレ良くラップをこなしていいと認めたのですか?

ファンサービスが生きている
コンサートで無表情にステージをうろうろしていたT.O.Pが、ファンから王冠の形のカチューシャを受け取った。1秒の迷いもなくそれを着用して、左右にゆらゆらさせながら再びステージをうろうろした。撫でたくなるほど可愛らしい後頭部を見せたまま。運のいい日はすぐ目の前でT.O.Pの毛穴を見て、彼の額に流れる汗を拭いてあげることも出来る。

ナンパのスキルが生きている
デビュー前、ミニホームページに「僕はあなたのために生きて、あなたのためにラップをしてデビューします」というコメントでイ・ヒョリのファンであることを認めたT.O.Pは、2008年MKMF授賞式のステージでイ・ヒョリのためにラップをし、両手でイ・ヒョリの顔を包んで、イ・ヒョリの唇に向かった。自信がついた。男を誘惑することも問題ない。おかっぱのかつらを被って、セグウェイに乗ったまま「僕と恋愛したい男性の方、僕に連絡ください」と言った。若干の鼻声と電話してほしいという手振りが加わり、妖艶だ!

ビングT.O.Pは生きている
優れたビジュアルを見事に裏切る無鉄砲さと笑いの感覚を持っている。バスローブだけを着たままD-LITEと漫才をし、レコーディング室で真面目にラップをしていたと思ったらいきなり「クイズ探検 神秘の世界」の主題曲を歌って、適当なダンスも踊る。それにも関わらず、T.O.Pは自分が一番嫌いなニックネームとして“ビング(“バカ”という意味の単語とバカキャラクター“ヨング”が合わさった造語)T.O.P”を挙げた。さらには、「ビングはいない」と見えすいた脅しまでした。しかし、“ビングT.O.P”は死んでいない。相変わらず彼の体の中に流れていて、拒否することが出来ない魔力の“ビングT.O.P”だ。

記者 : イ・ガオン、翻訳:ハン・アルム