「カクシタル」初の台本練習…チュウォン&パク・ギウン“高い緊張感”

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写真=PANエンターテイメント
2012年上半期の期待作であるKBS 2TV水木特別企画ドラマ「カクシタル」(ユ・ヒョンミ脚本、ユン・ソンシク演出)が、出演者全員が参加した初の台本練習の写真を6日午前に公開した。

ドラマ「カクシタル」は、漫画家ホ・ヨンマンの同名漫画「カクシタル」(1974)をドラマ化したものであり、日本統治時代の朝鮮を舞台に大日本帝国に立ち向かい、朝鮮の人々を慰め希望を与えていた「カクシタル」イ・ガント(チュウォン)の活躍を描いた、制作費100億ウォン規模を誇るアクション大作である。

3日にKBS別館で行われた台本練習は、「カクシタル」のブームを牽引すると期待されている若手俳優のチュウォン、パク・ギウン、チン・セヨン、ハン・チェアをはじめ、シン・ヒョンジュン、チョン・ホジン、ソン・オクスク、イ・ビョンジュン、チョン・ノミン、アン・ソクファン、イ・ギョンシル、キム・ジョンナンなど貫禄のあるベテラン俳優、合計40名以上が参加して行われた。

練習室に集まった俳優らの表情には、人並みならぬ覚悟が漂っていた。台本練習は緊張感が高まる中、撮影現場に負けないほどの熱演で進行された。

特に韓国バージョンのスーパーヒーロー「カクシタル」のイ・ガント役にキャスティングされ話題となったチュウォンは、やや緊張したような表情で台本練習に参加した。たくさんの役者の先輩やスタッフが集まった場で、チュウォンは終始真剣な姿勢で演技への情熱を見せた。

劇中でイ・ガント役のチュウォンとは幼なじみであるが、ある事件をきっかけに運命的なライバルに変わり演技対決を展開するシュンジ役のパク・ギウンも、台本練習中に相手役の俳優と視線を合わせて演技をするなど終始真摯な姿勢と明るい笑顔で稽古に励んだ。

この日、イ・ガントの兄であるイ・ガンサン役のシン・ヒョンジュンは、休憩の間にチュウォンと会話をしながら緊張した後輩の面倒を見るなど、現場の雰囲気を和ませた。演技者の先輩であるチョン・ホジンも、台本練習が終わった後にチュウォン、パク・ギウンらの後輩の演技に対する愛情のこもった助言や厳しいアドバイスを惜しまなかった。

台本練習が終わった後、ユン・ソンシクプロデューサーは「『カクシタル』は、事前の企画作業だけで1年以上をかけた作品だ。40人以上の素晴らしい俳優とともに台本練習を行うことができ、感激した。特に強い眼差しや情熱に感心してキャスティングした若手俳優らを見て、僕の選択が間違っていなかったということを再確認できた。これまで素晴らしい演技を見せてきたベテラン俳優と、若手俳優がバランスを取って完成度の高い作品になるだろうと確信している」と述べ、台本練習に満足感を示した。

また、「先ほど脚本家のユ・ヒョンミさんが話したように、今回の作品を通じて『日本統治時代』という、どこか暗くて思い出したくないような過去の物語、しかし現在とも繋がっているその物語、まだ解決できていない歴史的過ちのわだかまりに、ファンタジー的な想像力を加えて視聴者に胸がスカッとするようなカタルシス(解放感)を与えたい。2012年の話題作にとどまるのではなく、長く視聴者に覚えてもらえるような素敵な作品に仕上げたい」と付け加えた。

「カクシタル」は韓国で3月から放送される「赤道の男」(脚本:キム・インヨン、演出:キム・ヨンス)の後続番組として5月から放送される。

記者 : イ・ウイン