Vol.1 ― キム・ボム「11kg減量して男として見てもらいたかった」

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「思いっきりハイキック!」や「花より男子」に出演していたキム・ボムをご存知の人は多いだろう。だが、その頃の“美少年”なキム・ボムは、もう存在しない。

キム・ボムは、総合編成チャンネルJTBC開局記念ドラマ「パダムパダム ~彼と彼女の心拍音」でイ・グクス役を演じ、一層大人びた姿で帰ってきた。ドラマ放送前のイメージカットで減量してガラリとイメージチェンジしたキム・ボムの姿を見て、ファンは驚きを隠せなかった。

現在もこのドラマの撮影でハードなスケジュールを送っている彼に京畿道安城(キョンギド アンソン)の撮影現場で、オフの日のエピソードとこれからの計画について直接聞いてみた。


「11kg減量して肌も荒れてしまった」

―キム・ボムは、ドラマ出演にあたって11kgも減量した。11kgもの減量は、ドラマの役作りのためではなく、彼自身に付きまとう美少年のイメージを脱ぎ捨てたかったからだ。

キム・ボム:オフの時に色々なことを考えました。継続的に作品に出演していかなければならない。けれど、いつまでも同じイメージでは限界があると感じていました。僕自身も変化が必要だったんです。“美少年”のイメージではなく“男”になりたかったんです。

―その結果、キム・ボムは11kg減量という驚きの変化を遂げた。単純なイメージチェンジではなく、まるで別人のようだった。
この大変身の裏には、キム・ボムの涙ぐましい努力が隠されていた。彼は、なんと2ヶ月で11kgもの減量を成し遂げたのだ。


キム・ボム:ぴったり2ヶ月で11kg減量したんです。ものすごく努力しました。自宅とジムを行き来しながらトレーニングを重ねました。食事も制限して、鶏のささみ、バナナ、サツマイモだけを食べ続けました。停滞期に差しかかった時は一日にサツマイモ1つとアイスコーヒー1杯、バナナ1本だけで過ごしました。

―血のにじむような努力の末、キム・ボムはガラリと姿を変えて「パダムパダム~彼と彼女の心拍音」の撮影に入った。だが、食事制限のある減量を行っていた彼は、撮影現場周辺で食べ物の誘惑と何度も戦うことになる。

キム・ボム:ドラマのポスター撮影とオープニング映像を撮る時のことなんですが、公園に家族連れが遊びにきていて、スタッフは子供を見て「可愛い」と言っていました。でも僕は、その子の手に握られたクッキーを凝視してた(笑) 公園で撮影している間ずっと「腹減った」を連発していました

―彼のハードな減量は、彼の演技の賞賛へと繋がったが、一方では「老けて見える」との声も上がっていた。

キム・ボム:ほとんどの人からお褒めの言葉をいただきましたが、一部からは「老けて見える」と言われました。言われて当然でしたね。2ヶ月で11kg落としたので肌が荒れて老け込んでしまったんです。それで今は少し戻して7kgくらい落とした状態です(笑)

―キム・ボムは“美少年”から“男”になって帰ってきた。過酷な減量によるイメージチェンジは、彼が夢見ていた写真集出版を実現させた。

キム・ボム:ずっとやりたかったことの一つが、鍛えた体で写真集を出版することでした。今回それを成し遂げることができたんです。周りから顔色も良くなったと言ってもらえたので、苦労も吹き飛んだという感じです。またやってみろって? そんなぁ、できませんよ

記者 : キム・ギョンミン、写真:クァク・キョンフン