イ・ジェフン「My name is...」

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My name is
イ・ジェフン。みかどの(帝)に、いさおの(勳)を使う。“帝になって、功を立てるように” という意味で、父が付けてくれたんですけど、大変です。あ、ドラマの中で王様の役を演じたんです。あはは! (「インフルエンス」で純宗(朝鮮王朝27代の王)の役を演じた)

1984年7月4日
ソウル孝子洞で生まれました。姉が1人います。6才の時、議政府(イジョンブ)に引っ越して小・中・高校まで通ったので、議政府っ子って言っても良いかな。

韓国芸術総合学校 演劇院
2008年に入学しました。僕の学校には現役もいたし、他の仕事をしていた学生が多いけど、2008年に入学した学生の中で僕が一番年長者です(笑)

僕が一番イケていた時期は
小学校の時です。修学旅行に行くと友達と一緒にその当時の人気グループH.O.T.、SECHSKIES、TURBOのダンスと歌を練習して、隠し芸大会に出ました。これで実は大騷ぎになったんです。手紙もたくさんもらったし。でも、成長するにつれて僕が歌もダンスもダメだってことが分かりました。あはは。

中学校の時までは
学校に行くことが楽しすぎて、週末が嫌でした。早く学校に行って友達と一緒に遊んだり、勉強もしたり、先生に会える時間が待ち遠しかったです。高校からは人生の進路に悩むようになりました。

ソンヒョン高等学校の第2回卒業生です。
当時、男女共学だった高校があまりなくて、共学に対するときめきを抱いて入学しました。それに男女が同じクラスでした。だけど現実は……ただの男と変わりなかったんです。女友達が男よりもっと元気だったと言った方がいいかも。だからみんな本当に気を使わなくても良い仲でした。あはは。

一番最初、短編映画を撮った後
自分の姿を見た時はため息が出ました。ハンサムではないことは分かっていましたが、だけどみんなが好きなビジュアルや自分でも認められる何かがあったなら、力になったと思いますが、容姿も声も気に入らなかったんです。「演技をしてはいけない」という決心までした。

演技とは一人で努力して
習得して悩むことはもちろん、人と協力して相手俳優とコミュニケーションを上手く取ることが大事だと学校で学びました。一番重要なことは相手がいてこそ、僕が存在することです。

「Bleak Night(原題:番人)」のユン・ソンヒョン監督がギテにとって一番重要だとおっしゃった
三つのシーンの中で、三番目のシーンは実は編集されました。ヒジュンが転校した後、ギテが学校をめちゃくちゃにするシーンでしたが、ひやっとするほど過激な場面だったので全力を尽くして撮影しました。感情の最高点を撮ったシーンだったので、映画から編集されたことは少し残念に思ったけど、演技をしたことだけでも、何かが解消された気分になりました。

ギテの役のため、初めてタバコを吸った時は
タバコを浅く吸って、吸うふりだけしました。そうしたら深く吸うタバコと煙を吐く演技がリアルではないと言われ、大変だと思いました。撮影一週間前にやっとタバコを吸いながら自然に呼吸をすることができました。まだ、自分でタバコを買ったことはないですが、1人でいる時にときどき思い出すということは、喫煙者と非喫煙者の危うい境界線にいるようです。

シン・ヘチョルさんのことが中学2年生の時から
好きでした。テレビに出る人みんなが愛の歌を歌って踊るだけで、うんざりと思っていた時、唯一違っていた人です。シン・ヘチョル、N.EX.Tはもちろん、その方がプロデュースした音楽とかコラボレーションしたアルバムまで全部買いました。珍しくて貴重なアルバムである「No Dance」もあります。特に好きな歌はN.EX.Tの4枚目のアルバム「遠い後日いつか」です。あるオーディションでは「私へ書く手紙」の前半部分のナレーションを独白に変えて演技したこともあります。カラオケでよく歌う曲は「アンニョン」です。

ヘテと起亜タイガーズの熱烈な
ファンです。今年の成績予想なんですが。今年は戦力が大きく補強されて6人を選抜することもあって、イ・ボム選手まで迎え入れたので、成績が良くないとみんなから批判されると思います。ポストシーズンまで行けなかったら叱咤を受けなければならないし、とにかく優勝しなければなりません!

パク・チャンホ選手が
本当に好きで尊敬しています。諦めないで挑戦する姿を手本として学びたい方です。高校生の時はパク・チャンホ選手のメジャーリーグ試合の勝ち負けによって、一日のコンディションと気分が左右されました。勝った時はとても幸せで、嬉しくて勉強も上手くできて、その日の気分は本当にはじけていました。一方、負けた時は落ち込んでいました。もしパク・チャンホ選手が上手く投げたのに他の選手が得点できなかったり、防御ができなかった日はどんなにその選手を恨んだり憎んだことか(笑)

この前撮影を終えた映画「高地戦」は
咸陽、全州、高興などで撮影しました。夜明けの5時にスタンバイをして、午後4時に終わりました。撮影現場が山だったので、日が暮れたら撮影することができませんでした。だから夕方の6時半にご飯を食べてました。お酒と一緒に(笑) 早く起きなければならなかったので、早く寝る習慣をつけるようになりました。おかげでシン・ハギュン先輩は逆にもっと元気になれたと言っていました、ハハハ。

「高地戦」はタイトル通り
高地で戦闘をするストーリーなので、険しい山で戦うことが重要でした。周囲では爆弾が爆発したり、砂の風が吹いたり、その上冬なのに夏のシーンを撮るために薄い衣装を着なければならなくて大変でしたが、撮影しているうちに悟ったようです。多分、僕より先輩たちがもっと大変だったと思います。

コメディ演技が
本当にやってみたいし、好きです。普段、友達を笑わせたり、楽しませたりするタイプではないけど、演技としてそんなチャンスが来たら、一番難しい課題ではあるけど必ずやり遂げたいです。

記者 : チェ・ジウン、写真:イ・ジンヒョク、編集:チャン・ギョンジン、翻訳:チェ・ユンジョン