SHINee ミンホ「デビュー9年目…SHINeeには新人の覇気がある」

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「イケメンは性格が悪い」という言葉を反証するSHINeeのミンホは、まぶしい顔立ちと同じくらいまぶしい活躍で人々の心を掴んでいる。ただスポーツが得意な“陸上アイドル”だと思っていたなら、なおさら彼のインタビューを注意深く読んで頂きたい。心からの一言、一言の中に、他のアイドルにはない彼だけの世界がある。

―銀髪が本当に良く似合っています。かなり衝撃的なスタイルなので、少し迷いもあったのでは?

ミンホ:初めてでまだ慣れない感じがします。朝起きるたびにびっくりします(笑) 髪を染めなきゃとは思っていましたが、何色にするか結構悩みました。良く似合ってると言ってくださり、ありがとうございます。

―単独コンサート「SHINee WORLD V」を成功させました。

ミンホ:いつもより完璧に準備したい気持ちがありました。久しぶりに新しいアルバムを準備しましたし、韓国のファンと久しぶりに近くで会える機会だったので。でも、現実的にスケジュールがすごく厳しかったので、結構心配しました。でも、無事に終えることができて良かったです。実は、どんなステージでも惜しい気持ちはいつもあります。今回も惜しいところはありましたが、それでもファンの皆さんと一緒に楽しむことができて良かったです。久しぶりに会ったのに、まるで昨日まで会っていた友達のような気がしました。

―KBS 2「花郎(ファラン)」の撮影と他のスケジュールが重なって、大変ではありませんでしたか?

ミンホ:撮影が終わる時期とコンサートが始まる時期が重なりました。忙しかったですが、受け入れるべき現実だと思ってベストを尽くしました。練習室に行けばメンバーたちがいて、撮影現場に行けば俳優仲間たちがいたので、たくさん力をもらうことができました。

―イケメン俳優たちが大勢出演する「花郎」への期待が高いです。

ミンホ:結果が出ないと分かりませんが、僕は個人的にすごく楽しく撮影しましたし、これほど仲良くなるとは思いませんでした。今年はものすごく暑かったじゃないですか。時代劇だったので、韓服(韓国の伝統衣装)を着てかつらも被って扮装もして……。夏に時代劇って本当に色々と大変だなと思いましたが、それでさらにお互いに支えながら親しくなれたと思います。

―共演した俳優たちと非常に仲が良かったようです。

ミンホ:すごく仲良くなりました。撮影が終わった後も何回か集まりました。一緒にご飯を食べたりおしゃべりしたりして。僕はこれまで自分と同じ年頃の俳優と撮影する機会があまりありませんでした。一つの作品で出会って、これほど仲良くなるのは難しいと思うので、不思議です。音楽活動をするときは同じ年頃の友達がたくさんいましたが、俳優として活動するときはあまりいませんでした。だからもっと仲良くなれたと思います。皆すごく気が合ったし、作品にもたくさん出演してきた人たちで話も良く合います。

―その中でもビジュアル担当だったでしょう?

ミンホ:いいえ、違います。皆カッコよくて(笑) 本当に違います。

―特に誰がですか?

ミンホ:皆と言いたいのですが、扮装した姿は普段とは結構違うでしょう。髪も長いし、鉢巻きもしているし。なんだか慣れない格好ですが、誰一人もおかしい感じはなかったです。逆にかつらを取ったら違和感があったと言うか?(笑)

―ZE:Aのヒョンシク、防弾少年団のVなど、アイドルもたくさん出演します。不安の視線が怖くはありませんでしたか?

ミンホ:ないと言えば嘘でしょう。でもそれはまあ……よく分かりません。すごく多くの人が歌手と俳優を両立していますし、ベストを尽くすのも重要ですが、うまくやっていけることも重要です。人々の期待もあるし、その期待が心配に変わる可能性も高いので、ベストを尽くすだけでなく、うまくやっていくことがとても重要です。心配と憂慮を称賛の言葉に変えるためには、自分自身がうまくやる方法しかないと思います。自分次第です。どれくらいやっていけるか、どれくらい真剣にするかが重要だと思います。

―ヒロインのAraは同じ事務所の仲間なので、気楽に撮影できたと思います。

ミンホ:顔はたくさん見ていましたが、実はこれまで親しくなる機会はあまりありませんでした。スケジュールが重なることもなかったし、作品で共演したこともなかったんです。若い頃から会ったことはたくさんありましたが、逆に今回の作品で共演して仲良くなりました。姉さんは僕が中学生だった頃から見てきたので、姉さんも良くしてくださって……。性格が本当に良いですから。感謝しています(笑)

―最近tvN「おひとりさま~一人酒男女~」でキーの演技が高く評価されています。

ミンホ:初めてなのに、すごく良くやっていると思います。気後れするところもあるだろうと思いますが、長い間活動してきただけに、しっかり乗り越えていると思います。そのキャラクターは、芸能人のキーではなく、僕の友達キム・ギボム(キーの本名)に近い感じがしました。彼にぴったりな役で視聴者やファンの方々にも面白いと感じて頂けるでしょう。

―演技についてアドバイスもしてあげましたか?

ミンホ:アドバイスというよりは、ただ言ってあげました。楽しく撮影しろ。期待してる。応援してる。まあ(笑)

―SHINeeもデビュー9年になりますが、変わらない存在感を放つ秘訣は何ですか?


ミンホ:SMという大きな事務所にいて、先輩方が歩んでこられた良い道を僕たちも辿っていきますし、良い影響をたくさん受けたと思います。うちのグループは本当に正直に話し合うほうです。意見もよく出します。良いことは良い、良くないことは良くないと正直に話すほうです。だからもっと発展することができると思います。お互いに率直に話し合うことで、すねたりするメンバーもいません。一緒に成長するために話し合うことをよく知ってるし、よく受け入れますし。そういう部分がとても大きいと思います。僕が自信を持って言えるほどです。お互いに頼りになるし。それはそうでしょう。5人皆が良い日もありますが、全員のコンディションが同じというわけにはいきません。誰かは良いけど、誰かは良くないというように。そういう部分をお互いに引っ張ってあげて、僕たち5人が皆大変なときはスタッフの方々がその部分を満たしてくれます。だから、今までこのように続けられているのではないかと思います。

―SHINee特有の音楽の特色にも皆異論がなく、よく合う方ですか?

ミンホ:よく話し合います。作業する前、意見もたくさん出します。アイデアも自由に出して折衝しますし。もちろんそれぞれやりたい音楽が違うかも知れませんが、お互いに合わせるために努力しますし、反映させるために努力するほうなので、大きなトラブルがないんだと思います。誰か一人が良くやったというよりは、お互いに努力するおかげだと思います。

―もうかなり大先輩ですが、SHINeeはまだ弟のような感じです。

ミンホ:最初は僕たちのそういうイメージに少しジレンマを感じました。時間が経ってもなんだか成熟しない感じでしょうか? それでたくさん考えましたが、最近ではそれが僕たちの魅力だと思っています。イ・スマン先生が本当に胸に残ることをおっしゃってくださいました。時間が経ってもSHINeeには新人の覇気があるって。そういうイメージが今まで僕たちを引っ張ってくれていると思います。これからもそういう新鮮で覇気に満ちた姿を失いたくありません。

―運動神経抜群でバラエティでもいつも活躍してきました。最近注目しているバラエティ番組はありますか?

ミンホ:何があるでしょうか? 料理? ああ、でも僕は料理が本当に下手で。おいしく食べるのは自信があります。僕は本当に大食いです。

―料理するミンホさんもとてもカッコいいと思います。

ミンホ:僕も楽しく見ていますが、皆さん料理上手でした。僕は本当にできないので。華やかに料理するシェフの皆さんを見ていると、うらやましいしカッコいいし。僕はおいしくたくさん食べる役で一度出演したいと思います(笑)

―オフの日も運動を楽しんでいますか? SNSをしていないので趣味が何か気になります。

ミンホ:主に運動をします。ウエイトトレーニングは一人ですることができるので、一番よくやっています。友達とサッカーも、バスケットボールもよくします。クラブがあるので。SNSは分かりません。僕は機械が苦手で、まだ必要性をあまり感じません。うまくやる自信がないのが一番大きな理由です。することになればサッカーの話しかしないと思いますが、ファンの方々に喜んでもらえないでしょう?(笑)

―とてもイケメンなので、自撮りをすると共有したくなると思いますが。

ミンホ:うん。そしたら後で写真展を開きます。ハハハ。

―最後に、残り少ない2016年に必ず叶えたいことについて教えてください。

ミンホ:どこかで聞いたんですが、一年が始まるとやりたいことを10つほど書いて本棚の間に隠しておくそうです。そして、後ほど年が終わる頃に、忘れていたあれを取り出してみて、どれだけ叶えたか確認するようです。僕もその話を聞いてやってみました。10個もなくて、わずか数個しかなかったのですが、半分もできませんでした。自分自身に投資し、自分の幅を広げなければならない部分がありますが、そういう部分をおそろかにしたのではないかと反省するようになりました。時間がとても早いことも感じます。今年もあまり残っていませんが、その期間中に少しでも満たすため努力しなければならないと思います。振り返ってみると、今年はいつもより忙しく走ってきた年でした。1月1日、ちょうど今年が始まるときから忙しく走ってきました。もう10月。2016年、残りの時間は自ら反省し、より一層成長する僕になりたいです。



エディター:イ・ジオン、インタビュー:キム・ドゥリ、フォトグラファー:イ・ギョンジン、ビハインドフォトグラファー:チョン・ユジン、スタイリスト:キム・ギドン、ヘア:イム・ジョンホ(AURA BEAUTY)、メイクアップ:キム・ジュヒ

記者 : キム・ドゥリ