OH MY GIRL ユア、1stシングル「Borderline」でカムバック!活動の目標を語る“別の一面を見せたい”

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写真=WMエンターテインメント
いつの間にかデビュー10年目に突入したOH MY GIRLのユアからは、特有の余裕が感じられる。インタビューで“セルフケア方法”を習得したという彼女は、優しく溌剌とした言葉で、これまでの深い悩みを率直に打ち明けた。そのような姿からは、ファンが彼女を愛する理由を感じることができた。

最近、マイデイリーはソウル麻浦(マポ)区合井洞(ハプチョンドン)にあるカフェでユアに会い、1stシングル「Borderline」に関するインタビューを行った。

「Borderline」には、タイトル曲「Rooftop」と共に、「Love Myself」「Shooting Star」の計3曲が収録されている。

この日、彼女は「今回のアルバムには『夢見る子』というタイトルを付けたいです」とし「『森の子』から始まった『〇〇の子』というコンセプトは、自分を表現するのにとても良い単語だと思っているので、必ずやりたいタイトルです。今回のアルバムには、理想的な夢を探していくストーリーを盛り込み、雰囲気は少し成熟しましたが、その中の夢幻的な雰囲気は逃したくないと思いました。良いシナジー(相乗効果)を見せることができると思います」と自信を示した。

タイトル曲「Rooftop」について、「自分そのものだと思います」と話したユアは、「自分の限界を決めたくないと思っています。しかし、生きていると、限界が決まるものなので、その限界を克服してみたいと思いました」とし「ギリギリで危なっかしいけれど、結果的には飛翔していく。そのような姿を重点的に表現しました。やったことのないコンセプトですが、自分だけが知っている姿があるので、『実は私、こんなことも得意だし、好きです』と、お見せできそうな気がして、嬉しいです」と明かした。

この他にも“プライド”に関する話が盛り込まれた2番目のトラック「Love Myself」について、「プライドは生きていく上で、本当に重要だと思う言葉です。なので自分が感じた部分をファンの皆さんと、音楽を愛してくれる皆さんと一緒に分かち合いたいと思いました。すべての方々が歌詞を見て勇気を貰ってほしいです。実際、私もレコーディングしてモニタリングしながら、落ち込んだ時、この曲を聴くと癒されました。私が感じた感情を共有したいです」と説明した。

今回のアルバムを通じて、彼女の新たな姿を見ることができるという。これまでハイトーンの愛らしい歌声を披露してきたが、今回のアルバムでは低音を強調して歌ったり、K-POP界を代表する人気振付師チェ・ヨンジュンのサポートを受け、ステージも独自のカラーを盛り込んだ。

ユアは「OH MY GIRLのように爽やかで清純な雰囲気を見せたい時は、柔らかいボイスをお見せしますが、ソロ曲の時は、起承転結全てを一人で表現しなければならないので、低音と高音の両方を使おうと努力しました。また、今回はステージでヒールを履くので、ダンサーさんたちに助けてもらったり、リフトの動作もあります。衣装もフリルやアクセサリー、そして肩を露出するなど、ポイント加えました」と笑った。

これまでOH MY GIRLの活動を通じて、いつも少女のようで、愛らしく、前向きで溌剌とした姿で愛されてきたが、彼女にとって、アイドルとしての活動がいつも幸せだったわけではない。ユアはこの日、“克服”に言及し、これまでの悩みを打ち明けた。

彼女は「最も愛する仕事が負担になり、『上手くできなかったら、どうしよう』と思った時、これを克服するのが大事です。自分自身を信じなければなりません。何か起きた時、どのように対処すれば良いのか、人間として、そして歌手として多くのことを感じることが出来ました」と話した。

また、悩みが多かった時期について「OH MY GIRLが、Mnetのガールズグループサバイバル番組『Queendom』に出演する前までそうでした」とし「注目される前でしたし、私たちはいつも本当に頑張っていましたが、注目されるのが容易ではなかったです。その前までは『私たちに何が足りないのか?』『私たちは何が問題なのか?』という悩みが多かったです。それでも私たちはいつも同じように頑張りましたし、『Queendom』の時も同じでしたが、番組を通じて視聴者の方々に分かっていただき、『ああ、このようにただ着実に一生懸命にすれば良いんだ。これが正解なんだ』ということに気づきました。その当時は大変でしたが、今考えてみると、すべてのことには理由があるということに気付くことができました」と明かした。

主要音楽配信チャート1位、米ビルボードの注目、ファンコンサートまで。 “中小ドル(中小企業所属のアイドル)の奇跡”を生み出したOH MY GIRLのユア。彼女は今や成果よりも挑戦に集中している様子だった。

ユアは「当然かもしれませんが、『ユアは、もうソロアーティストのようだ』という話を聞きたいです。1位になれたら、それもとても嬉しいですが、正直に言って、今回は順位があまり気になりません。必ず1位になりたいという気持ちより、ただ新しい姿をお見せしたいです。このような神秘的な姿をどのようにすれは上手く表現できるのかに、一番集中しました。 このコンセプトを通じて、『ユアが別の一面もあるんだな』という期待を持ってほしいです」と明かした。

続けて「今回の『Rooftop』の私を見て、『あの子、ユアなの?』と驚いていただけれたら、とても嬉しいと思います。『ユアってこんな姿があったの?』『ユアではないと思った』と言っていただければ、『私が上手くやっているんだな』と感じる大切な機会になるような気がします」と笑った。

彼女はソロデビュー曲「Bon voyage」と2ndミニアルバム「SELFISH」を通じて、ボーカル・ビジュアル・パフォーマンスの三拍子を兼ね備えた“オールラウンダーソロアーティスト”としての実力を証明。今回の新曲では、ソロアーティストとしてさらに成長した姿を見せている。

記者 : イ・イェジュ