ブルーノ・マーズ（Bruno Mars）が約9年ぶりに開催した韓国でのコンサートをめぐり、観客の不満の声が続いている中、主催会社のHYUNDAI CARDがコメントした。

本日（19日）、HYUNDAI CARDの関係者は芸能人の訪問について、「当該の座席は公演時に通常、アーティストが招待する家族、友人、ミュージシャンなど、知人のための招待券を受け取った芸能人が訪問したケースと、芸能人の所属事務所で購入したチケットで芸能人が訪問したケースであり、HYUNDAI CARDから芸能人を特別に招待したりはしない」と明かした。

続いて、見切れ席の払い戻しについては「公演企画会社が該当座席の顧客に直接連絡し、払い戻す予定だ」と伝えた。

これに先立って、ブルーノ・マーズのコンサートは17日から18日の2日間、ソウル松坡（ソンパ）区蚕室（チャムシル）総合運動場のオリンピックメインスタジアムで開催された。同コンサートは歴代最大規模で、2017年に開催されたコールドプレイ（Coldplay）の韓国公演に続き、2度目の10万人規模コンサートだった。

ブルーノ・マーズの韓国公演は、2014年以来9年ぶり。2日間で10万1000人の観客が来場し、中には多くの芸能人もおり、関心を集めた。

問題は、コンサートに来た多数の芸能人がなかなか手に入らないグランド席の1～2列に座ったことだった。一部では芸能人が予約することが難しい席に座ったことについて、主催会社が招待券を配布したのではないかという疑惑も浮上した。通常、コンサートの招待券は関係者経由で知人や家族に配られる。

コンサートを観覧したというネットユーザーは「17日も18日もグランド席の1列目には芸能人がいた。コンサートで招待券をこの座席で配るのは初めて見た。すごく苦労してチケットを手にしたのに、信じられない」と残念がった。

同日のコンサートはソン・ヘギョ、オム・ジョンファ、ハン・ガイン、ヨン・ジョンフン、イ・ジェフン、パク・ソジュン、チョン・ウヒ、リュ・ジュンヨル、イ・ドンフィ、イム・ヨンウン、BIGBANGのG-DRAGON、パク・ジニョン、パク・ヒョシン、BTS（防弾少年団）のRM、V、BLACKPINKのジェニー、ロゼらが観覧した。

また、別のネットユーザーはオンラインコミュニティを通じて、自分の席からはステージはもちろん、スクリーンも見えなかったと書き込んだ。

同人物は18日、「ブルーノ・マーズのコンサートに行ってきたけど、払い戻しはどうすればいいのか」とし「ステージ、スクリーンが全く見えず、壁しか見えなかった。見切れ席でもなく、定価で買ったのに。公演後の払い戻しはあるのか」と当時の状況を説明し、払い戻しを求めた。

ブルーノ・マーズの韓国公演は、2014年以来、9年ぶりに開催された。

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