「九尾狐伝1938」キム・ボム“好きなキャラクターとして再び生きることが出来た”

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写真=キングコング by STARSHIP
俳優のキム・ボムが、tvN「九尾狐伝1938」放送終了の感想を伝えた。

キム・ボムは韓国で6月に放送終了となった「九尾狐伝1938」で、人間と九尾狐の間に生まれた“半人半狐”のイ・ランを演じながら変わらない存在感をアピールした。

ストーリーの序盤、馬賊団のボスとしてタフな面を見せてくれた彼は、モダンボーイに変身してから1938年の京城スタイリングを完璧にこなすのはもちろん、切なくて愛らしいロマンスの演技で一層グレードアップした魅力を披露した。

――「九尾狐伝」に続き、「九尾狐伝1938」に出演した感想はいかがですか?

3年前、とても幸せな記憶で終わった「九尾狐伝」を忘れずに応援してくれたおかげで、好きな人々と一緒に好きなキャラクターのイ・ランとして再び生きることが出来ました。ありがとうございます。何よりとても幸せだったと申し上げたいです。

――1938年、過去のイ・ランを演じながら、2020年のイ・ランと差をつけた部分はありますか?

大きく差をつけようとしたというより、2020年度のイ・ランより過去にあった感情線なので、むしろ異なる部分がないように気を付けました。過去からイ・ヨンに持ってきた誤解について、それが出来た頃の感情はどうだったのか、また未来からきたイ・ヨンによって変わって成長したイ・ランが、新しく出会った縁に自分の感情をどう示したかに焦点を置きました。

――多くの方々が願っていたロマンスを披露しました。どこに重点を置いて演技をしたのですか?

実は「イ・ランだったらどんな風に恋愛をしたんだろうか」とたくさん悩みました。イ・ランが初めて感じる恋という感情だけでなく、誰かを守ってあげたいという感情をどう表現したか考えながら、ロマンスシーンを演じていきました。

――兄に敵対していたイ・ランが、イ・ヨンに心を開くようになった決定的なきっかけは何だと思いますか?

まずは、兄を信じたかったと思います。まさかイ・ヨンに騙されたとしても、その気持ちが偽物でも、イ・ランは本物だと信じたかったはずなので、思わず心を開いたと思います。

――一回共演した俳優たちだけでなく、新しく合流した俳優たちの間でも和気藹々とした雰囲気が伝わってきました。呼吸はどうでしたか。

現場の雰囲気はとてもよかったです。特に「九尾狐伝1938」に新しく合流したキム・ソヨンさんとリュ・ギョンスさんともたくさん親しくなれました。お二人が新しく合流したという感覚より、本当に1938年、ずっと前から会ってきたご縁だという感じがしました。

――最後に、今まで「九尾狐伝1938」を愛してくれた視聴者の方々に一言お願いします。

視聴者の方々がたくさん愛してくれたおかげで、1938年度にも、2020年にも存在することができました。「九尾狐伝」シーズン1からとても幸せな3年で、イ・ランとしても600年を超える時間を幸せに過ごしました。撮影の間、そして放送を見ながら一瞬も寂しくなかったし、面白かったし、浮ついただけに、皆さんの記憶の中にずっと残って欲しいです。そして表現が苦手なイ・ランすら、最後かもしれない挨拶を残しながらこの時間をとても悲しみ、恋しがるでしょうと言いたいです。最後に、イ・ランを演じた俳優として、偶然から因縁になってくれた全ての方々に感謝します。

記者 : イ・ヘミ