ペク・ソンヒョン「私の目にはあばたもえくぼ」撮影初日に第2子が誕生“挨拶のため連れてきたら出演することになった”【ネタバレあり】

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=チ・ヒョンジュン記者
俳優ペク・ソンヒョンが「私の目にはあばたもえくぼ」に息子と一緒に出演した裏話を公開した。

ペク・ソンヒョンは最近、ソウル江南(カンナム)区のあるカフェでKBS 1TVの毎日ドラマ(月曜日から金曜日に放送されるドラマ)「私の目にはあばたもえくぼ」に関するインタビューを行った。

「私の目にはあばたもえくぼ」は、何があっても言いたいことはしっかりというシングルマザーのヨンイ(ペ・ヌリ)の2番目の恋、そして一時も穏やかな時はない訳あり家族のストーリーだ。

劇中、ペク・ソンヒョンは長いヘアスタイルで目を引いた。ヘアスタイルについて彼は「最初は僕の意見でした。キャラクターがずっと視覚障がいがあったけれど、再び目を開けて新しい世界を眺めることになり、外国で勉強をして帰ってくる人物です。僕たちが普通に考えられるイメージではないと思いました。それでいて着飾る感じでもないと思いました」と説明した。

そして「ちょうど僕が髪を伸ばしていた状態でした。それで一度話してみたら、監督がオッケーと言ってくださいました。そのようにして長髪でドラマの撮影をしました」と伝えた。

この日彼は家族ができ、子供が生まれて変わったことについて、「僕が何かすごいことに気づいたというよりは、関係を再び定めるようになりました。子供を見ながら、これまでも僕なりに充実した人生を送ってきたと思っていましたが、最善を尽くしてはいなかったんだと思いました。自分が落ち着いていると思いましたが、軽い人だったということに気づきました」と打ち明けた。

彼は「自分の話だけをするよりは、相手がどんな話を聞きたいと思っているのか、相手に対する配慮とか、そういった部分においてもう少し待つことができるようになったと思います。また、子供を見る時の感情、子どもの体調が良くないの時の感情がすべて異なる。最後にミリネ(ユン・チェナ)が白血病だという話が出た後は、いつも我慢するのが宿題だった。ミリネを見る度に涙が出そうになったんです。実の家族も泣いていないのに、僕が嗚咽しているとおかしいじゃないですか。いつも抑えた状態で見つめるのが大変でした」と説明した。

現在、2人の子供の父親であるペク・ソンヒョンは「2人を見る度に、無限の責任感が生まれます」とし、「『どうしたらよい父親になれるか』『父親と一緒にいて楽しいとか、この家にいて幸せだと思えるようにできるだろうか』ということについてたくさん考えるようになります。なので、身体が少し辛くてもただ単純に何かをしてあげるだけでなく、一緒に時間を過ごそうと努力しています」と子供たちに対する愛情を見せた。

特に昨年7月に生まれた長男は「私の目にはあばたもえくぼ」に特別出演した。最終回に登場するチャン・ギョンジュン(ペク・ソンヒョン)とイ・ヨンイ(ペ・ヌリ)の2人目の子供は、ペク・ソンヒョンの次男だったのだ。彼は「ちょうど第2子が『私の目にはあばたもえくぼ』の撮影初日に生まれたんです。ちょうど僕はその日スケジュールがなかったんです」とし、「監督から子供の名前を“コンカクジ(ドラマの原題から持ってきた名前)”にしなさいと言われました。そうしていたところ、いつの間にかドラマが終わる頃になりました。演出助手の方もそうですし、10年前に一緒に共演した方々が今もいらっしゃるので、“子供を連れてきて”と言われました。それで一度来て挨拶しようと思ったのですが、監督が子供を見て『出演しないと』と言われました。『(ドラマに)子供が出るんですか?』と聞いたら、脚本家と話していると言われて、そのようにして息子が出演することになりました」と明かした。

息子との撮影は3日間行った。ペク・ソンヒョンは「僕の自慢のようですが、子供がとても大人しくてNGを一度も出さなかったんです。そして泣きませんでした。“一体あの子は誰なのか、どうしてあんなに大人しいのか”と言われました。僕が考えても大人しかったです。セットでの収録は前にカメラもあるし、たくさんの人が立っているじゃないですか。カメラ監督の話では、スタジオはカメラに赤いランプがともりますが、それによって子供が視線を合わせるそうです。なのでアイドルにならなきゃと言われました」とし、「監督も可愛く撮ってくれたので、息子が可愛らしく映りました。だからこそ忘れられない作品で、特別な意味があります」と話した。

特にペク・ソンヒョンは「子供たちが俳優になると言ったらどうするか」と聞くと、「二律背反的と言いましょうか、やらせたい気持ちがありながらも、僕が子供の頃感じていた大変な部分も正確に知っていますから。ある程度成長してから演技をしたいと言われたらもちろん尊重してあげますが、僕がやらせたり、連れていって演技をさせたりしようとは思いません。今回は撮影初日に生まれたので、最後まで一緒だと意味があると思って一緒に出演しましたが、子役俳優にしようとは考えないと思います」と答えた。

今回の作品に対する妻の反応を尋ねると、「終わって残念だと言っていました。ありがたいですが、妻も大変だっただろうに、一緒にやりきってくれました。幸いだったことは、休みの日が固定してあったことです。妻はドラマが面白いとすごく気に入っていました。隣でいつも応援してくれました。傍でそのようにサポートしてもらえないと演技も難しいです。僕の負担にならないように楽に寝てねと言ってくれて、妻のおかげで演技を上手くやれました。すべて妻のおかげです」と深い愛情を表した。

ドラマは約8ヶ月間撮影が行われた。長い撮影であってもペク・ソンヒョンは「大変な瞬間が全くありませんでした」と明かした。彼は「自分で最善を尽くしたと思うのが、撮影の時は完全に演技だけをして、帰ってきたら完全に育児だけするんです。一週間のうち一日も休むことがありません。唯一僕のために使う時間が、日曜日の午前にサッカーの集まりに行くことです」と話した。

記者 : キム・ナヨン