チェ・スビン&SHINee ミンホ、Netflix「ザ・ファビュラス」で初共演“濃厚なスキンシップが…”(総合)

OSEN |

写真=ミン・ギョンフン
チェ・スビンとSHINeeのミンホが描く若者たちの愛の物語「ザ・ファビュラス」が全世界の視聴者と出会う。

21日午後、ソウル江南(カンナム)区朝鮮パレスソウル江南で開かれたNetflixオリジナルシリーズ「ザ・ファビュラス」の制作発表会にチェ・スビン、ミンホ、イ・サンウン、パク・ヒジョン、キム・ジョンヒョン監督が出席した。

「ザ・ファビュラス」は「ファッション(fashion)」と書いて「情熱(passion)」と読む、ファッションシーンに人生を捧げた若者たちの夢と恋、友情を描くロマンスドラマで、12月23日に全世界で公開される。

「遠くから見ると青い春」「ホテルデルーナ」「リーガル・ハイ」「ミセス・コップ2」「九家の書」などに参加したキム・ジョンヒョン監督が演出を手掛け、チェ・スビン、ミンホ、イ・サンウン、パク・ヒジョンが情熱と愛で一丸となった親友4人として出会い、阿吽の呼吸を披露した。ジャングルのようなファッション業界で生き残るため奮闘する若者たちの激しい生存競争と熱い情熱をリアルに描き、共感を与えると共に胸をときめる予定だ。

キム・ジョンヒョン監督は「初めて台本をもらった時、読みながら感じたことがあるけれど、典型的だったり、クリシェに頼った感じではなかった。そこから抜け出し、シンプルでクールだった。演出は頭の中でイメージするけれど、それを想像する時間が幸せだった。『ザ・ファビュラス』には4人の人間が出てくる。社会にまともにぶつかったことのない人々がファッション業界に入って現実と向き合い、情熱を持ってカッコよく挑戦する姿を描きたかった」と企画の意図を明かした。

チェ・スビンは劇中、ブランドの広報代行会社の課長であるマーケターのピョ・ジウン役を演じる。仕事へのプライドと情熱に満ちたキャリアウーマンで、ミンホとのケミストリー(相手との相性)が期待されている。

チェ・スビンは「ファッション業界でも多様な職種があるけれど、ジウンはブランド品のマーケターが職業だ。幼い頃からきれいなものが好きで良いものを見分ける才能があって、ブランドの課長として働いているけれど、仕事をしながらかなり苦労する。それでも仕事に情熱を持って生きていく」と紹介した。

4人組について「台本を見る時も、撮影をする時も共感した。大変だったり、疲れた時に4人が集まってヒーリングするけれど、ジウンにとって友達はそのような存在で共感できた。『ジウンは幸せだろう』と思った」とし「最近では台本にも人物分析にMBTI(性格診断テスト)を書いてくれる。おかげで助かった。人物の性格が把握しやすかった」と話した。

チェ・スビンとミンホは別れた恋人で、予告編にも濃厚なキスシーンが登場し、本編への期待を高めた。

ミンホは「チェ・スビンさんと初めての共演だったけれど、宣伝しながらも話した時、本当にとても優しいと思った。寒い冬に撮影したけれど、大変な気配もなく撮影してくれた。僕も見習ったことが多い撮影現場で感謝している」とし「そして劇中、別れた恋人として出てくるけれど、濃厚なスキンシップが予告編に出てくる。多くの方に僕たちの作品を応援して頂きたいけれど、親友には見てほしくないという気持ちだけだ。監督さんがとてもよく撮ってくださって感謝している」と伝え、笑いを誘った。

チェ・スビンは「私も今回の作品を通じてミンホさんと初めて会ったけれど、本当に先に話したように現場でエネルギーが溢れ、私たちの活力の元になってくれた人だった。大変な時も、人の面倒を見るのに忙しくて『本当に良い人だ』と思った。だから気楽に楽しく撮影できた」と話した。

続けて「スキンシップが出るシーンはぎこちなく、容易ではなかった。台本を読んだ時から撮る時まで心配したけれど、私も(ミンホさんと)同じ気持ちだ。多くの方に私たちの作品を愛して頂きたいけれど、家族と親しい知人には見られたくない」と付け加え、笑いを誘った。

SHINeeのメンバーで俳優としても活動しているミンホはビジュアル、ファッションセンス、能力まで、情熱を除いてすべてを備えたフォトグラファーのチ・ウミンを演じる。チェ・スビンと友達以上、恋人未満の妙な雰囲気で緊張感を高め、恋愛模様を披露する。それと同時に未来のため絶えず苦悩し、挑戦する過程を見せ、深い共感と慰めを同時に伝えるという。

ミンホは「チ・ウミンはフォトグラファーだけど、今日多くの方が僕の写真を撮ってくれて少し恥ずかしい」とし「役作りのため少し勉強してみたが、写真を学んでからカメラが違うように見える」と笑顔を見せた。

チ・ウミンについて「僕とは少し違って、情熱を除いて全てを備えた人物だ」とし「欲も情熱もなさそうに見えるけれど、思慮深い。ジウンに会って感情が変わって成長していく」と話した。

MCのパク・キョンリムは「“SMの3大情熱男”の一人なのに、情熱以外すべて備えたキャラクターだなんて信じられない。どうやって共感して演技したのか」と尋ね、笑いを誘った。ミンホは東方神起のユンホ、SUPER JUNIORのシウォンと共に“SMの3大情熱男”として挙げられる。

ミンホは「実は僕と反対だと思ったら簡単だった。僕とは違うようだと思った時『どんなキャラクターが出てくるだろうか』と思った」とし「最初は演技するのが簡単だったけれど、色々考えが多くなって、人物に深く入るほど難しくなった。そのような感情について監督と相談し、たくさん話しながらチ・ウミンという人物を描いてみた」と説明した。

キム・ジョンヒョン監督は「情熱を除けばミンホさんとウミンが似ていると思った。全てを持っているし、特に夢もまだないし、特に望むものもない。運動も上手なイケメンなのに情熱だけなかったけれど、別れた恋人ジウンに会って再び情熱が生まれる。この姿がどのように映し出されるだろうかと思った。視聴者の皆様もウミンの変わっていく姿を見ながら応援し、楽しみにしてほしい」と話した。

ミンホは4人組の初対面について「僕たちはとても人見知りで、10分間一言言おうかどうかでその時が真冬だったのに汗を流すほどだった」とし「幸いその瞬間、監督が助けてくれた。『あなたたち、楽にタメ口で話して』と(笑)。この一言で何だか楽になってその後はたくさん話した。それからは監督も止められないほどだった」と笑った。

監督は「当時『あなたたちタメ口で話して』と言ったらお互いに顔色を伺って、サンウンさんが一番気楽に見えるスビンさんに『おい』と言った(笑)。そして不思議なのは、スビンさんだけ1994年生まれで、残りの3人は皆1991年生まれだ。ミンホさんとヒジョンさんは同じ日に生まれて住民番号の前の数字が同じだ。劇中の役もそのような設定だ。『運命的な出会いだな』と思った」と話した。

イ・サンウンは「ザ・ファビュラス」でデザイナーのヨセフを、パク・ヒジョンはモデルのイェ・ソンホをそれぞれ演じた。

オーディションの時、「Roly Poly」のダンスを踊ってキャスティングされたというイ・サンウンは、「オーディションでそれほど一生懸命に踊ったのも初めてで、オーディションを受けて気持ち良かったことも初めてだった。事務所を通じてキャスティングされたことを知ったけれど、本当に嬉しくて踊ったし、緊張しながらも平気なふりをした」と伝えた。

初めて演技に挑戦したパク・ヒジョンは「演技をずっと学びたいと前から思っていたけれど、その前は海外で活動をしていたので演技を学ぶ時間がなかった」とし「今は韓国に帰国することになって、少しずつ演技を学んでいた。この作品に出会ってから、キャラクターもモデルだし、演技も学んでいるので『とてもいいんじゃないか』という気持ちで欲を出した」と話した。

キム・ジョンヒョン監督は、「ヒジョンさんはとても一生懸命に練習したし、最初に役を任せる時は周りで心配する方もいたけれど、うまくできそうだった。お互いに電話しながら録音したものをやりとりしたけれど、個人授業と言えるほどだった。妻よりたくさん電話した」と笑った。

最後に主演俳優と監督は、作品を楽しく見てほしいと口を揃えた。

「ザ・ファビュラス」は23日、Netflixで全世界に配信される。

記者 : ハ・スジョン