Vol.1 ― キム・セジョン「社内お見合い」大ヒットは予想していた?“最終回のシーンは残念ながらカットされてしまった”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=Jellyfishエンターテインメント

元gugudanで女優のキム・セジョンが最近放送が終了したSBS月火ドラマ「社内お見合い」でロコクイーンに変身した。

キム・セジョンは「社内お見合い」でGOフードの食品開発チームのシン・ハリ役を熱演した。キム・セジョンはドラマの序盤、シン・ハリと偽りのキャラクターシン・クムヒを行ったり来たりしながら、巧みな演技を繰り広げ、ドラマの人気を牽引した。

偽の恋愛で本当の愛を育てていくカン・テム(アン·ヒョソプ扮)とのロマンスから親友チン・ヨンソ(ソル・イナ扮)との友情、仕事のできる会社員モードまで多様な姿を見せ、女優としての地位を固めた。

おかげで「社内お見合い」は、最高視聴率11.6%(ニルソンコリア全国世帯基準)を記録、さらにNetflixを通じて世界中で愛される人気ドラマとなった。

・Vol.2 ― キム・セジョン「社内お見合い」アン・ヒョソプとのラブシーン“一番良かったのはアドリブで作られたもの”

・Vol.3 ― キム・セジョン「20代前半の春はI.O.Iとgugudan、20代後半の春は『社内お見合い』が青春として残る」

――「社内お見合い」を終えた感想はいかがですか?

キム・セジョン:すっきりしました。準備段階から撮影の過程まで、本当にいろいろな事がありました。「ハリ」として準備することが多く、新型コロナウイルスのせいで事件、事故も多かったです。その多くのことが結局、いい方向に繋がって思い出になりました。

――「社内お見合い」がNetflixのTVショー部門でグローバル2位、韓国、日本など全世界55カ国で「今日のTOP10」に名を連ねましたが、グローバルな人気は予想しましたか?

キム・セジョン:予想していました(笑)。むしろ韓国で受け入れられるかどうかをより悩みました。Kロマンスが人気なのは素朴で小さな部分に触れてくれるからだと思います。とてつもなく大きな事件やすごいことを扱うのではなく、素朴なことを特別にしてくれるのが長所だと思います。台本を読んですぐ海外から反応が出そうだと思って、韓国でも反応が良ければいいなと思いました。

写真=SBS
――ドラマが大成功に終わりました。主人公として満足していますか?

キム・セジョン:本当に頑張りました。以前は熱心になることに対して、怖いと感じる瞬間もありました。頑張ったのにそれほど私に返って来なくて一人で傷ついたらどうしよう? という心配がありました。今になって初めてそんなことを怖がらずに一生懸命できるようになったようです。このドラマがそういったところに役に立ちました。今見ている結果は私が今頑張っているからではなく、いつも頑張って来たから光を放ったのだと思います。良い反応があると信じて恐怖を感じてはいけないという気持ちを持たせてくれた良い作品だったと思います。

――ドラマの序盤、お見合いのシーンでの照れくさくてコミカルな演技がSNSで話題になり、「韓国のエマ・ストーン」という称号を得ました。

キム・セジョン:2つの感情でした。1つはとてもありがたかったです。重要なシーンなので、多くの方々の耳と目を集中させなければならず、「クムヒ」の最初のシーンだったので、視聴者たちを納得させなければなりませんでした。ただ笑わせるだけではいけないし、「ハリ」の姿が笑って見えるだけでもダメでした。幸い説得できる演技ができたようでありがたいシーンでした。ありがたいことに、私はエマ・ストーンさんが好きで、以前から似ているという声を聞きました。私だけが知っているニックネームだったのに、みんながそう呼んでくれて嬉しいし、幸せでした。 エマ・ストーンという名前を言ってもらった分、負担もあります。

――全12話のドラマが増えていますが、俳優として感じた長所と短所は?

キム・セジョン:長所と短所がほぼ一緒です。長所は不要なシーンを早くパスすることができるという所、あえて長く説明しなくても効果的に編集して伝えることができる点じゃないかと思います。エピソードが強烈ながらも見せるべきことを全部見せて、ストーリー展開も早いです。それをうまく利用したのが「社内お見合い」だったと思います。短所もこれと似ていますが、もう少し説明すると、キャラクターの描写、エピソードを追加する事ができないという残念な気持ちはありますね。

写真=Jellyfishエンターテインメント
――実際に編集されて残念だったシーンはありますか?

キム・セジョン:本当に多いです。最終回で「ハリ」が「テム」をアメリカ行きを見送ると言っておいて、「実は私も一緒に行きたかったんです」と言うシーンがあります。「ハリ」が初めて悔しさをほのめかすシーンだったんですが、残念ながら時間が超過してカットされました。「ハリ」はいつも自分の心を隠すだけでしたが、すべてのことを話して「テム」を送るシーンが見せられたらもっと良かったんじゃないかと思います。

――ラブコメディが一つの挑戦だと言い、「韓国のエマ・ストーン」「次世代ロコクイーン」など好評を得ていますが、自分で点数をつけるとしたら?

キム・セジョン:私は自分自身に対してとても厳しい方ですが……90点(笑)。他のことはさておき、できる限り最善を尽くして頑張ったという点で90点を与えたいです。演技に対する点数はつけません。以前は一生懸命やったことに対して傷付くのではないかと思って、自分だけの言い訳をしながら、もっと頑張れたことをあまり頑張らなかったこともあると思いますが、今回は本当に頑張りました。台本も準備も、現場でも本当に頑張った記憶があるので、高い点数をあげたいです。

――「君の歌を聴かせて」「悪霊狩猟団:カウンターズ」「社内お見合い」まで、原作がある作品に出演していますが、原作を参考にする方ですか? 原作がある作品の時、プレッシャーは感じますか?

キム・セジョン:参考にしない方です。原作を見てすでに決まっているキャラクターを見た後、自分が作っていくキャラクターが崩れそうなので、あまりチェックをしない方です。でも今回の作品に出演して、少しはチェックしないとと思ったのは、原作が好きな方には確かに理由があるという事です。その期待を崩してはいけないという義務感を持ってキャラクターに臨まなければならないと思いました。原作について行こうとはしませんが、なぜこの原作が愛されているのか、はっきり知ってから準備するのが大事だと思いました。

記者 : イ・ミンジ