Kisum、ニューシングル「THE 2nd KEY TO SUM ISLAND」を発売“今まで自分が閉じ込められていた事に気づいた”

Newsen |

歌手のKisumが人々に慰めと共感を届ける自作曲で戻ってきた。以前と全く異なるカラーでカムバックした彼女は今回のアルバムを通じて自身を閉じ込めていた枠を抜け出した。

Kisumは1月19日の正午、各音源サイトを通じて新しいシングル「THE 2nd KEY TO SUM ISLAND」を発売し、約1年10ヶ月ぶりにカムバックした。このアルバムはNFTコンテンツ形式のバーチャルアルバムとしても発売され、ファンの目と耳を魅了する予定だ。

今回のアルバムはKisumの長期プロジェクト「SUM ISLAND」の2番目のシリーズで、タイトル曲「実は誰か私を抱きしめてほしい」(original ver.)は、“枯れた木”という意味の英語である“Bare Trees”からインスピレーションを受けて作られたヒップホップアコースティックジャンルの曲だ。

アルバム発売の感想を明かした彼女は、今回の新曲を通じて以前より成熟した音楽的カラーをアピールした。KisumはNewsenとのインタビューで「この曲を書くときは思わなかったけど、今まで自分が閉じ込められていたと思った。『こんな曲も書けるんだ』とも思った。いつも明るい曲を書いていたけど、十分に他の曲も書けると思った」とし「みんな様々な面を持っているじゃないか。私も玉ねぎのように新しい面がいっぱいある。幼い頃から活動をしていたので相変わらず若いイメージが強い。これからは成熟した姿を見せたい」と話した。

続いて「自らを枠に閉じ込めていたということに気づいてから、音楽作業がもっと面白くなった。アイドルのような曲も書いているし、音楽的なスペクトラムも広くなるような気がする。私も様々な試みをしている。トロット(韓国の演歌)が大好きで、機会があればトロット曲も作曲してみたい」と付け加えた。

写真=Fisrt Oneエンターテインメント
1年以上待ってから発売することになった「実は誰か私を抱きしめてほしい」は自身以外の全てが変わるような状況の中で“忘れられていくことに対する恐怖”を歌詞で表現した曲だ。

今回の新曲は特別に気になる曲だと表現したKisumは、タイトルを含め数多くの修正過程を通じて作り上げたという。彼女は「自分が作った曲の中で心血を注がない曲はない。曲は作った当時の心を代弁するだけに、うまく行かないと心も痛い。特にこの曲は憂うつな感情を表現した曲なのでもっと心血を注いだ」とし「『1位(primero)』のような明るいKisumも私で、こんな雰囲気も私だ。現代社会の流れが早すぎて忘れられることも多いじゃないか。大衆に忘れられるのが自分かもしれないし、私が誰かを忘れるかもしれない。そんな痛みを表現した」と伝えた。

デビュー10年目になるまで様々な現実の壁にぶつかりながら成熟したというKisum。彼女は、今回の新曲のキーワードを“共感”と挙げた。また、大衆のどんな反応を期待しているのかという質問には「私だけでなく、この曲を聴いた周りの人々が『誰が私の話を書いたのか』と泣いた。慰めまでではないけど、この曲を聴いてそれぞれの悩みや感情を整理し、吹き飛ばすことができればいいと思う」と説明した。

アルバムを出すたびにダイエットをするというKisumは今回も4kg減量したという。彼女は「アルバム関連の撮影をする時にやっと4kg減量でき、今は1~2kg戻った状態だ。食べるとすぐに太り、食べなければまたすぐに痩せる体質で、食べる量を減らして撮影をした」と説明した。

デビュー時より順位やチャートに対して柔軟になったというKisumは今回のアルバムで成し遂げたいことに対して「いいね1万件」を挙げた。彼女は「現実的に『いいね』1万件をもらうのは簡単なことではない。チャートインはあまりにも難しいから順位は気にしないことにしようと思うけど最新の音楽チャートランキングにでも入ったらいいなと思う」とし「今まで音が多様じゃないラップをしてきたけど、今回のアルバムを景気に破格的で多様なラップもしてみたい。『誰?』『これがKisum?』と言われたい」と話した。

記者 : イ・ハナ