イ・ラン、3rdアルバム「オオカミが現れた」8月23日よりデジタル販売がスタート

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イ・ランが、近年のライブでもおなじみの「オオカミが現れた」や「よく聞いていますよ」「患難の世代」といった人気曲を散りばめ、多彩な演奏陣に囲まれながら、イ・デボンと共同でプロデュースした3rdアルバムがついに完成した。

イ・ランは、昨年にデジタルシングルとしてリリースした「患難の世代」、そして今年、JET SETからリリースした7インチ・シングルに収録された「ある名前を持った人の一日を想像してみる」など、アルバムから先行カットした曲がどちらも好評を博している。そんな彼女の待望の3rdアルバムがデジタル販売される。

2012年の1stアルバム「ヨンヨンスン」は、周囲の親密な世界を題材に、2016年の2ndアルバム「神様ごっこ」では自身が遭遇した理解し難い死と生をとりあげ、さらに広くなった世界観を表現したイ・ラン。本作「オオカミが現れた」では、楽曲中にさまざまな語り部が登場する。ストーリーテラーとしての手腕にあらためて注目してほしい。

演奏陣には前作から引き続き、イ・ヘジ(チェロほか)やユ・ヘミ、キム・ヨンフンらが参加。さらにベーシストのイ・デボンとの共同プロデュースで、アカペラの曲やアンビエント調のトラックを散りばめ、大きく幅を広げた音楽性も楽しむことができる。

近年は文筆家としても多方面で活躍しているイ・ランだが、これまでにエッセイ集「悲しくてかっこいい人」(リトルモア)、コミック「私が30代になった」(タバブックス)、短編小説集「アヒル命名会議」(河出書房新社)と3冊の単行本を日本でも出版。さらに「あまり役に立たないチング」晶文社、「イ・ランの生命を担保にする(反)社会実験」(サイゾー)と、今年からスタートした2つの連載コラムも大きな話題を呼んでいる。

3rdアルバム「オオカミが現れた」は今後フィジカルリリースも予定されており、ジャケットのアートワークを一新して、一部曲順も変更したスペシャル仕様になるとのことなので、こちらも期待してほしい。

■リリース情報
3rdアルバム「オオカミが現れた」
2021年8月23日よりデジタル販売、サブスクリプション配信がスタート。

試聴リンク:https://soundcloud.com/sweet-dreams-press/qeu7heetaqie

<価格>
アルバム:1,500円
1曲:150円

カタログ番号:SDDA-051
収録曲数:10曲
配信プラットフォーム/サービス:Apple Music、Spotify、iTunes、Amazon Music、Bandcamp、Minna Kikeru、レコチョク、OTOTOY、YouTubeほか

記者 : Kstyle編集部